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    グラタン日和

    • 2013.11.29 Friday
    • 17:24
     寒くなってきましたね。

    というわけで早速風邪ひきましたよ。病気はホント嫌ですね。
    自分なのに自分じゃないっていうか、二日酔いもそうですけど、まあ、あっちは自業自得なんで諦めもつくんですけどね、風邪はね。
    はーくしょん、おーくしゅん、って感じでなんだかしょげしょげですね。

    寒くなると暖かいものが欲しくなって、
    日本人だと、おでんとか鍋かな、そして熱燗でしょうか。

    でも、今日はグラタン日和です。

    手抜きグラタンというか、ホワイトソースを使わないのを2種類。
    それでもなんのかんの言って2時間位かかったな~。

    「くたくた野菜のグラタン」(朝日新聞に載ってた)

    カブとほうれん草をベースに、株の葉っぱも有効利用。マッシュルームに、ゆでたまご、たまねぎ。
    で、ソースは生クリームに卵黄と粉チーズと塩を加えたもの。
    出来上がりはほっこりでカブがとっても優しい。
    解説に書いてあったけど、「野菜をたくさん食べたい時は、くたくたになるほど柔らかく火を通すのがイタリアの家庭の味です」なんだって。
    なるほど。確かに。
    おいらの心もクタクタに溶かされていきました。

    ●もう一品、「ポテトとひき肉の塩ヨーグルトグラタン」

    こちらはヨーグルトに塩と卵混ぜたソースをかけるんだけど、下がミートソース風なんで、二相性。
    これって、実はブルガリアの定番料理だそうです。
    ひき肉に水をたっぷり入れて、肉に水吸わせて、それをまたトマトソースで煮詰めていくという手法で、肉の繊維のひとつひとつがちっちゃくなって、まるで豆腐みたいに。
    タイムと黒コショウたっぷりかけてるんでちょっとスパイシーな感じ。

    どうも塩ヨーグルトってブレイク寸前らしいんだけど、ネットにこんなこと書かれてました。
    「ディップに使える“水切り塩ヨーグルト”は、カップにペーパーフィルターをセットしたコーヒードリッパーを載せ、作りたい量の倍のヨーグルトをフィルターに入れます。
    4時間ほど置いておくと水分が落ちてヨーグルトが半量ぐらいになるので、味見をしながら塩を入れると完成です。
    クラッカーに塗ったり、エビやアボカドを和えたりと、様々な料理に使えますよ」

    後片付けをして、残ってたヨーグルトをコーヒー・ドリッパーにセットして、2時間位(待ちきれなかった)、
    受けたコップには150mlくらいの水分がたまってました。
    確かに、ヨーグルト濃縮されて、半分くらいになってる。
    それに塩混ぜて、娘の朝ごはんに、トマトにかけてはちみつ垂らしてみました。
    塩加減と甘いので絶妙・・のはずですが、自分は風邪ひきで味見はしませんでした。あはは。

    では、みなさんもお身体ご自愛下さいね。

    なんか久々のブログ更新なのにしまらんなー。くしゅん。

    guratandays2

    色川武大「狂人日記」をおれは読みきることができるのだろうか?

    • 2013.11.22 Friday
    • 19:34
    コメント:小便のように涙が流れる。さほど哀しくもないのに。多分、涙を流した後、また少し気力が戻るのだろう。色川武大・狂人日記より・123ページ

     いつも疲れているような気がする。
    十分な睡眠をとっているのに爽快感はそうない、疲れているというよりは、正確に言うと何かに追われている心境か。

    伊集院静氏の「いねむり先生」のドラマを観た。

    なぜかというと、このドラマの中で、夏目雅子を失い廃人のようになった主人公「サブロー」を導いてくれる「先生」が、あの阿佐田哲也氏だと知ったからだ。
    主人公の「サブロー」は藤原竜也さんが、ナルコレプシーの「先生」は西田敏行さんが演じられていた。
    阿佐田哲也といえば、麻雀をしない自分でも知っている「麻雀放浪記」の作者であり、「狂人日記」というとんでもない作品を残したあと心筋梗塞で急逝された昭和の作家だ。
    「狂人日記」は純文学で、そちらの方のペンネームは色川武大という。

    その「狂人日記」が、自宅の本棚の片隅で20年以上も眠っているのも心の底では知っていて、引っかかり続けていたのだ・・。

    サブローが、夢のなかで、黒い馬に乗った3人の男に追い詰められてゆく。
    逃げ道はない。夢か幻覚か。繰り返す。

    おれもよく悪夢を見る。
    それは他人に語れば他愛のないものではあるが、見ている時には本人にとってはかなりシビアなものである。
    今いるこの場所が気に入らないわけでもないのだろうけど、過去の後悔や懺悔が、有象無象になっておれを押しつぶそうと時折訪れては触手を伸ばすのだろう。
    それは自分が巻いた種の残滓であるので、ある程度は受け入れようとは思うのだが、そうそううまく受容することなど出来はしない。
    そうやって地獄の業火にあぶられるまで、この煩悩とともにそこに持っていくしかないのだろうね。

    夜になって、その「狂人日記」を紐解くが、いかんせん目が開かない。
    数十ページであきらめて、寺井尚子さんのヴァイオリンを聴きながら眠りに落ちる。

    そんなことの繰り返しだ。

    結局、ヒトを救ってくれるのはヒトだ。

    だけど、サブローを救った当の先生は「孤絶」の中にしかいなかったという皮肉。
    まったく人間ってやつはもともと「孤独」過ぎる存在だからこんなにも共鳴しあうんだと思うよ。
    それがいつのまにか慣れ合いや憎しみに変わるのは、結局は個人の資質次第なんだろう。
    寄せては返す、繰り返す波の中に何を見つけるかは、結局自分次第ってことなんだろうけど。

    そんなわけで、「狂人日記」を読み始めてからは、そちらの世界のほうが凄まじいのでなんだか悪夢が減ってる気さえしている。

    愛媛県腎臓病患者連絡協議会40周年記念講演、春木繁一先生のお話を聴く。

    • 2013.11.19 Tuesday
    • 13:42
    haruki

     くどい文章になりますが、自分の備忘録も兼ねて。
    2013年11月10日(日曜日)午前中の講演会の記録です。

    愛腎会40周年記念講演を二日酔いで聴きに行きました。
    ベッドから這い出すように起きてクルマに乗り込んでなんとか時間前に到着。

    タイトルは、
    「41年の透析を、どういう工夫で、知恵で生きてきたか-精神科医として患者として-」
    だれも透析大好きという人はいません。私も「仕方なくやってきました」
    サイコネフロロジー・精神療法研究室 春木繁一先生というものでした。

    先生はタイトルのとおり、自ら透析者として生きてこられ、透析患者さんの心理学といった分野のパイオニアでもある。
    そして、座長は松山日赤、腎センター部長の原田先生、という、なんて豪華ラインナップなんだろう。
    (武智は、自分で病院をやる前には、日赤で2年足らずですが、原田門下で修行したのです。思い出すと辛かったけど、そのおかげで今日があると思っております)

    春木先生のっけから自分の透析条件をおしげなくされしてくれる(これはほんと会場にいる透析患者さんにとってはとってもためになるわ)!

    患者としては、

    ・除水は今は200ml/hrくらいで多くても500を超えないこと。
    ・1回の透析時間は6-6.5hr(週あたり18-19.5hrする)
    透析の時は15時開始で、最初の2時間くらいは寝ていて、それから衛星放送で時代劇見て(自分が現役の時は見れませんでしたから)、21時くらいからは現代のドラマを見て、そうしているうちに終わるんですと。
    エリスロポエチン製剤はまったく使っていないにもかかわらずHt48-50%(ガイドラインではHb表記だけど、Htでいうと推奨値は30-33%くらいで、先生のデータがいかにいいかがわかる)。
    ・塩分は5-8gを目標にする(無駄にナトリウムはとらない、朝昼は塩分少なめで夕方は4gでしっかり味付けするとか)
    (外食の弁当なんて無駄なものはご法度、自分で調理する)
    (トーストにバターはつけない、つけるならジャムでカロリーを補う)
    (目玉焼きは塩を付けないで食べれるようにする、野菜はドレッシングかけず、野菜のナマの味を味わえるように修行する)
    (焼き魚もコショウと少量の塩で食べる)
    食事についてはとにかく自分で訓練していって、時に羽目をはずすといった感じで。
    ・リンに関しては吸着剤を食事量で調整しており、リンが良ければカルシウムもいいようで、副甲状腺ホルモンの値もよく、今はアルファロール0.25-5くらいの内服だけです。
    (透析を何十年もしていて、副甲状腺の過形成にもならずに、骨もまずまずという人は、先生と同年代に始められたヒトがいたとしたら、まずはみつからないのではないか)
    ・運動すると汗が出るこれが尿の代わりです。今は足が弱って運動なかなか出来ませんが、50代はいろんなチームの会長もしてました。

    とにかく、十分は透析をすることがね、大事なんですよ、だから私の外見見たら、透析してるようには見えないでしょ、と、笑われる。

    精神科医としては、

    ・則をこえず(欲張り過ぎない)
    ・ハンドルの遊び(透析の前にはたまには羽目をはずしてラーメンを食べるとか)
    ・人生を楽しむ(エンジョイ)
    ・闘病にならないように
    ・あきらめる=明らかにする(なる)(どこかでは自分が透析患者であることを認識する)
    ・ユーモア、笑い、ミーハーになる
    ・おおらかさ

    一番大事なのは、家族とかスタッフとか、いろんな人に愛されたという体験であると。

    (これは透析にかぎらず、ヒトがヒトとして認めてもらうのはやっぱり「愛」なんだよなーと武智もこの歳になってやっとわかるたぐいのものだ。
    「バカヤロー」とか、若い時はいきがって、誰の助けもいらねえよとか思ってたけど、自分も愛されて育ってきたんだと思うよ、ホント。
    両親とか、学校の先生とか感謝ですよね、遅すぎますけどね。
    だから遅すぎるかもしれないけど、汝の隣人を慈しむことが大事なんですけどね。)

    長期に生きていくための心がけ

    ・感謝
    ・柔軟さと頑固さ(塩分の取り方とか、自分は絶対6時間透析を譲らないとか、決めたことは順守するという頑固さ)
    ・不安は不安
    ・希望を持つこと

    最後に西条八十さんの「かなりや」の歌を例えに出されて、

    患者さんに寄り添って、話を聞いてあげて、患者さんの方から心を開いてくれるのを待つんですよ。
    ダメダメと怒るのでは駄目です。
    歌を忘れたカナリアは ぞうげの船に銀のかい 月夜の海に浮かべれば 忘れた歌を思い出す・・ってことなんだそうです。
    患者さんが自ら歌を歌い出してくれるのを待つんです。

    これは、ほんと医療者として耳が痛い話でした。
    おいお前、透析医としての初心を忘れてるんじゃないかと、神様が春木先生を使って、自分に言ってくれたんじゃないかとさえ思いましたよ。
    リセットされるわけではないけれど、自分は透析医療の現場にいられるというラッキーももらってるんだし
    心入れ替えてますますがんばらんとイカンなあ(ま、それがなかなかムヅカシイし、自分から言わすと待てども待てども便りのない患者さんも決して少なくないわけで・・)と思った次第です。

    以上。

    中華おでん@うちご飯

    • 2013.11.19 Tuesday
    • 07:49
    cyukaoden

     「中華風おでん」です。

    頂いた里芋で料理を・・と探して、一品目は「牛バラとの煮込み」にしました。

    2つ目も煮物がいいだろうとおでん風にしました。

    もとはウー・ウェンさんのレシピを参考にしたんですが、やっぱり、やたら具だくさんになりました。
    いつも料理の本とか見るんですけど、自分で適当にアレンジします。
    貧乏性のせいか、具だくさんになっちゃうのが悩みでしょうか。
    もっとシンプルに生きれんのかい!

    ・・料理にも人格でますよね、確実に(笑)。

    さて、おでんの出汁について「どんなの?」って知り合いに聞かれましたんで(そんな大したものでもないんですけどね・・)。

    今回は干ししいたけの戻し汁をそのまんま使いました。
    内子のやたらカサのでかいほしいしいたけでしたよ!
    そいつを一晩ふやかして具と汁にしました。カップ4杯分くらいかな。

    おでんの具に、巻き昆布とタコの足(いつもは牛すじなんですけど今回は目についたタコ!)を入れたので、それからも出汁が出るだろうということで。
    汁の量に合わせて、調味料は、醤油大3・酒大4・みりん大2、くらいです。
    いつも計量スプーンも使わない目分量ですけどね。
    煮込んでいって、最後に黒酢を大さじ2加えて2分ほど煮て完成です。

    この黒酢が中華風たる所以なんですけど、随分煮込んだので(前日から作りましたから)練り物の味も染み込んでるので、「おお、これが中華か」って程でもなかったんですけどね。
    基本的にはそのまんまでいただきますが、柚子胡椒とかもいい感じでした。

    ああ、あと、調べてたらナンプラーを入れるとエスニックなおでんになるみたいなんで、またやってみようと思いました。

    これからもっともっと寒い季節がやってきますが、日本には鍋というこころ強いレシピがあるのでいいですよね。
    心も体もほっかほっかにしてくれて、そんでもって、冷たい日本酒とか飲んだりすると、もう昇天ですね。
    それにしても、やっぱりおでんと名がつくからには、なに風であろうと、大根とゆで卵は外せませんね!

    さて、岡山のO田さん(笑)、少しは参考になったでしょうか?

    キャプテン・バナナをあの世から呼ぼう!(「PARTY7」(2000)ひとり『原田芳雄祭り』 その4)

    • 2013.11.15 Friday
    • 12:53
    captainbanana

    キャプテン・バナナをあの世から呼ぼう!

    のぞき部屋で、黒の革のコスチュームにフルフェイス・バナナ・マスクの怪人、それがキャプテン・バナナだ。

    原田芳雄さん演ずるキャプテン・バナナと、浅野忠臣演ずる覗きの性癖の抜けない青年とが、
    意味があるよで全くないよな会話でエンドレスに絡み続ける、名作(迷作?)「PARTY7」!
    監督はあの石井克人さん(「茶の味」や「鮫肌男と桃尻女」や「スマグラー」)だ。

    芳雄さん、楽しんでるね~。
    それが伝わってくるだけでいい映画、これはね。

    「だからね、武智くん、おれはこののぞき道一筋でもう45年はやってきとるんだよ、キミみたいなひよっこにだね、うん、とやかく言われる筋合いはないんだよ」
    ドンと机をたたき、少し出来た手袋のシワを引っ張ってなおす。
    「キャプテン、手がなんか震えてますけど、気のせいですかね、それとちょっと細かすぎる仕草でしたね、今の」
    「きみぃ、これはね、これはだねぇ」
    もう片方の手で、小刻みに震えてるもう片方の手首を押さえる。
    「これはねぇいわば持病なんだよ、きみぃ、いや持病というよりは、私はだねぇ(声裏返る)」
    「・・・・・・」
    「キミはホントの健康たるもんがどんなもんかわかっとらんから、病気についても不完全燃焼なんだよ、いつだって、わかるか、わしの言っとることが!」
    「はあ、それはなんとなく・・」
    気まずい空気が流れる。お互いなんとなくうなだれる。
    「そもそもだよぉ、私がこのコスチュームのキャプテン・バナナになったのはだね・・」
    キャプテンが虚空を見ながら誰にでもなく語り始める。
    その芳雄さんのセリフのリズムに酔いしれながら、おれはいつの間にか、すべてがどうでもよくなっていることに気づく。

    でもね、そんなこたぁどうでもいいから少しはこのシャバに帰ってきてくださいよ、芳雄さん。
    ちらっとでいいんで。
    おれだって、この世界ってやつだって、もういっぱいいっぱいなんですから。
     

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