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    幻のシロナガスクジラの尾の身

    • 2012.09.28 Friday
    • 18:36
    norianburg

     アステラス製薬で講演した。
    「Male LUTS 男性下部尿路障害」の話だ。

    このスライドは、丁度お盆のまっただ中に、丸二日かけて骨子を作った。
    それで、「ダークナイト・ライジング」に行くのが遅れたといういわくつきのものだが、まあそんなことはどうでもいいことだ。

    で、講演会は置いといて、宴席の話である。

    昨日の収穫は、

    まさに霜降りでトロける感じの「ナガスクジラの尾の身」と、
    子供の頃喰ったのとは全然別物としか思えない「鯨のベーコン」だった。
    前者は生姜醤油でいただき、後者は芥子醤油でいただいた。

    女将さんは「シロナガスクジラの尾の身が絶品ですよ」と続ける。
    「そんなもんどうやったら手に入るんですか?」
    「そうですねぇ、もう手に入らないでしょうね・・」
    それからみんなで昔給食のクジラ話に花が咲く。

    ちなみにネットで探してみるとこんな感じで、値段は3000円とか。

    kujiraonomi

    そして久々に再会した「豆腐よう」と「島らっきょ」。

    なんか赤くってセクシーな豆腐ようはちっちゃいのに艶かしく、おれを誘っているようでもある。
    島らっきょのほろ苦さは、なんか郷愁みたいな懐かしさが鼻のへんから全身に染み渡っていく。
    「おれの沖縄はここじゃああ」とまた興奮。
    旨し!旨し!旨し!

    これで、続いていた「講演」シリーズも一段落。
    そうやって、疲れた頭でも新鮮な頭でも、アルコールは平等に脳細胞を破壊してくれるのでした。

    で、締めに食べた「のり庵」にしてはあっさり系の、「ポン酢ハンバーグ」!
    ほんとに明日で店閉めるんだ。
    のりやん、明日は4時までやるよというてました。

    寂しくなるよな。

    短くも蜜月の如き日々(高知腎臓病患者友の会)

    • 2012.09.26 Wednesday
    • 17:21
     高知の透析患者さんの会(=高腎会)のイベント「ダベリ会」に招かれて週末は高知に赴いていた。
    夏の四国ブロックの会で、高腎会の会長さんと副会長さんとには懇意にさせていただき、
    意気に感じるものでもあったのでしょうかねえ、お招きしていただいたのだった。
    なんかそういう出会いって嬉しいよね。

    だからなんとか時間をひねり出して(裏には多大なる苦労あったのよ!)出かけたのだった。

    土曜日はいつもの様に朝から仕事で、昼の透析業務を終えて出発。
    相棒は愛腎会のK野さん。移植歴13年。
    二人はおないトシで、なんだこうだああだそうだと、うだうだ喋ってるうちに、あっというまの高知。

    「お箸の国」というこじんまりした店で、早速宴会ははじまったのだった。

    うわさのチャンバラ貝からスタート!
    「塩たたき」
    「たたきの燻製(これ絶妙!)」
    土佐ジローのオムライス」
    土佐ジローのとさかやらきんたまやら肝やらの刺身(キンタマふにふにで結構いける、トサカはちょっとコリコリ)」、
    これはと両手をあげたのが松山あげで作る「きつねめんたい」

    高知にも松山あげ普通に売ってるのに酔っ払った男二人は感嘆して
    そのサクサクのおあげに明太を薄く塗って、マヨネーズ垂らして焼き上げた、シンプルかつ深遠さに、また焼酎「なかなか」を頼むのでありました!

    ああもうひとつあった、「さんまの韓国焼き」!これも旨すぎやろ!


    ホテルに帰った野郎二人は、またふらふらと小雨の中、屋台を探して歩き始める。
    たまってたタクシーの運ちゃんに聞いて、雨やから開いてないかもよと言われながら教えてもらってなんとか1軒目を発見。
    「やすべえ」というお店だ。
    で、軒下に入った瞬間ザーザー降り。
    そこはテント3つくらいの屋台で、まったく普通の店みたいなテーブル席で、そんでもって土曜の夜なんで大勢の人たち。
    「餃子食べに来たんヨォ」という同年代の看護婦さんと、まさにカリッカリの餃子とおでん盛り合わせを食いつつビールを飲んでだべって帰る。
    横のカップルには話しかけれれませんでした、おじさんたちは。
    ええな〜若者屋台でデートかいな、とかね。
    おお、もうさすがにお腹いっぱいでラーメンは食えんぞ。


    さて翌日。

    10:00-12:30がダベリ会。28名の参加。
    しかしながら、患者さんひとりひとりの自己紹介と透析ライフの告白(?)だけで、2時間が過ぎてしまってちょん。
    高知のヒトはこゆいわい(笑)!
    それからみんなで机を並べて弁当食って、
    13:14:30まで自分の「患者さんもスタッフも納得する透析を目指して」という講演と質疑応答とで、あっという間に時間が過ぎ、会は終わったのだった。
    スーパーで地元高知の酒「桂月蔵出原酒」を購入して、ついでにPA「石槌山」で「伯方の塩大福」を購入して、無事帰り着いて、そのままバタンキューでした。

    高腎会の方々、連れてってくれたK野さん、ホントに有難うございました。
    短くっても蜜月みたいな旅でしたよ。

    アナザー・ストーリー・オブ・ダークナイト

    • 2012.09.22 Saturday
    • 14:04
    batmanrise1

      バット・モービルは壊れて再起動もしない。
    あとは勝手に自爆装置が作動するだろう。
    コンプレッションスーツも、ボロボロだ。
    生身の体を保護する機能はとっくに失われている。
    海水が傷ついた肌に沁みる。

    それでもなんとか戦いを終熄させなければならない。
    この都市で生まれ、この都市を憎み、この都市で愛する人に出会い、失い、この都市に裏切られ傷つけられた。
    それでも私はこの手で、この都市と、そこに住む人達を守らなければならないのだ。

    なぜおまえはおまえを裏切り蹂躙したモノたちを助けようとするのだ?」
    風が軋んで訊いてくる。
    「さあな、それがオレの性分だからかもな」
    そう私は答える。
    考えている暇などない。
    いつの日か、平穏無事で退屈な時間が訪れたら考えればいいことだ、そのたぐいの事どもは。

    薄闇の中にポツリと赤いシミほどの灯りを見出した時、私はすでに加速状態に入っていた。
    シミは瞬く間に拡がり、一条のビームとなって、さっきまで私がいた場所に向かって、確実に、触手のように伸びていた。
    私が加速度状態にあるため伸びているように見えるが、実際はゼロコンマでの出来事だ。
    一瞬遅ければ、もう黒焦げ死体の出来上がりってとこだったろう。

    重粒子線熱線銃(ブラスター)だ。
    しかし加速状態に入った私にとっては、そのビームですら鈍足のランナーだ。
    光の束の出どころを動きながら補足する。
    熱源は残留思念のように空間を漂っている。
    それは人の形をした熱エネルギーとして残っていた。

    しかし、私を抹消するために送り込まれた最終スナイパーが、まさか生身の人間だったとは。
    私も見くびられたものだ。
    それとも人間の死に物狂いのパワーは、マシンをも凌ぐと、バットマン・シンジケートは考えたのだろうか。馬鹿な。

    敵は数十メートル離れた路上に、ぽつんと佇んでいた。
    熱線銃をだらんと下げて、少し猫背のままで。
    ダークなコートの下は、もこもこの耐圧防弾ジャケットが装備されているのか
    、それとも極彩色のプラスチック爆弾が仕込まれているのか。
    それともこのおマヌケさんは、私を破壊したと信じきって放心しているのだろうか。

    加速を維持。

    私の背後が明るくなり、どうと音を立てて、元人間だったと思われる塊が倒れる音がする。
    背後を歩いていた褐色のサラリーマンが巻き添えを食ったのだ。心から申し訳ないと思う。
    救いは即死だということくらいか。
    何も考えられないまま炭化していったことだけが不幸中の幸いだ。
    明日の新聞に男の顔写真が少しだけ彩りを添える。
    それだけのことだ。
    それ以上でもそれ以下でもない。
    人間だった物質が焼ける匂いが拡がってゆく。
    その匂いだけ嗅げば、焼き鳥もBBQも大して変わらない。唾液の分泌が促進されるのはさすがに辟易ものだが。

    敵は動かない。
    もしプロだとしたらこれまでよく生き延びてこれたものだ。隙だらけだ。
    私を狙った組織の差し向けたヒットマンというのは考えすぎだったのだろうか。ジャンキーのただのイカレポンチの暴走行為にしかすぎなかったのか。
    いや、あのヒット・ポイントの正確さは素人にできるシロモノではない。

    加速を緩めた瞬間に、満身の力を込めて手刀を頸部に振り下ろす。
    彼にとっては目の前に突然何かが現れ、そして、といった感じだったろう。
    そのまま彼の頚骨は砕け散り、それと同時に頚椎は引き伸ばされ、ちぎれ、彼は絶命する。
    足元に静かに拡がってゆく血の海の中に横たわった男の体を、ブーツの先で裏返す。

    その瞬間、私の身体はフリーズする。
    表情を失ったその男の顔に見覚えがあったからだ。いや見覚えなんかではない。
    だが、馬鹿な、そんな馬鹿なことがあろうはずもない。
    喉まで、でかけた悲鳴を押し殺し、爆発しそうな感情をねじ伏せる。
    と同時に自分の中にもまだこんな荒馬のような心が残っていたことに、自分自身で驚きを感じる。

    男は、ほかならぬ わ・た・し だった。

    死ぬ間際にジョーカーの残した言葉がリフレインする。

    「お前さんは近い将来お前さん自身と戦うハメになるのさ、
    でも知ってるか、どっちがお前さんなのか、
    正しいと信じてるお前さんと、悪のヒーローのお前さんと、
    そして、どっちが残ろうと意味なんかありゃしねえのさ、
    たくさんの血が流れて、たくさんの建造物が崩れ落ちる、
    多くの涙が流れ、女たちの叫び声が街を埋めつくすだろう、
    それで最後にひとりだけ残ったお前さんはどっちのお前さんだろうな、それでもお前さんであることに変わりはねえ、ケケケッ・・」

    オレは、
    ここにいて、街を守ろうと戦っているオレは一体誰なんだ?

    そして周囲に邪悪なエネルギーが瞬時に充満するのを私は察知する

    莫迦な・・・

    空間がありえない形に歪み、その隙間からからありえない数のバットスーツの群れが吐き出されてくるのが見えた。
    その瞬間、ものすごい圧力がかかり、崩れ落ちたビルの側面に叩きつけられて、私の意識はホワイト・アウトした。

    「ダークナイトがくるぞぅ」誰かが叫ぶように囁いた。

    (おしまい)

    batmanrise2

    「ダークナイト・ライジング」(邦題・2012年)はノーラン監督のバットマン3部作の終章でした。
    上映時間も半端なく長く、超大作と呼ぶのにふさわしい作品でした。
    しかし、前作のジョーカーのような悪人を描ききれなかったのが少し残念ではありました。
    ヒトは、己の心のなかにも善と悪と、その他多くの仮面をまとっています。
    そしてそれらのどちらが絶対正しいのだと誰が判断できるのでしょうか?そして時代が今に近づけば近づくほど判断のしにくい世の中になっています。
    でも我々はやっぱり、その場で、より良き方向に向かって舵をとりつづけていくしかないのでしょう
    バットマンのコピーが悪の組織「ショッカー」のように量産され、たまたまそのひとりが本郷猛こと仮面ライダー1号みたいに正義に目覚めて、悪と戦うとしたら?
    でも、彼が正義で、ショッカーが悪だなんて誰がどうして言えるんでしょうかね?
    人造人間キカイダーには「良心回路」が組み込まれていたが、悪に向かわないための「良心回路」って一体なんなんでしょうね、
    ・・・と、キカイダーでも仮面ライダーでもないボクらはそこで途方に暮れるのでした。
    ほんとはみんな、Drギルの笛で操られたいんじゃないのかな。
    オリジナルで言えばゼペットじいさんの操り人形だった方がピノッキオは幸せじゃなかったんだろうかってことですけど。
    そんな風に世のやつらおもってんじゃないの、とか思うことすらあります。
    思考停止するほうが楽なことだっていくらでもありますもんね。
    繰り返しになるけどそれが悪いなんていう資格は誰にもないんでしょうしね。
    でも、きっとバットマンは、Cityを見捨てず、いつか自分がどんな種類の「ニンゲン」であったかを見つけ出して、戦ってくれることでしょう。
    だから、ボクらもこの自分たちの「ゴッサム・シティ」で生き続けて、戦い続けていかねばならないんですよ!
    Get up,Stand up,Stand up for your  right!ってやつかな。
    てなわけでこんなのを発作的に書きました。ご笑納を。

    「マジンガーZ」も「バイオレンスジャック」に登場するけど、バイオレンスジャックは原田芳雄がモデルだったかもしれない?

    • 2012.09.22 Saturday
    • 07:37
     【蛇足】原田芳雄とバイオレンスジャック

    永井豪の『バイオレンスジャック』には彼の作ったキャラが総出演するのが特徴なんだけど、
    マジンガーZも、盲目の黒人武闘家(ジム・マジンガー)として客演している。
    まあこの話はちょっとワキにそれた感じで、本来の『バイオレンスジャック』に多大な影響を及ぼすエピソードでもなかったのだが・・。

    その、「バイオレンスジャック」のモデルの一人がもしかしたら原田芳雄さんかもしれないという記事が・・。
    永井豪氏の画集「鬼と悪魔のFANTASY』に収録されたインタビューで、「・・すごく無口で野性味が強くてね、この雰囲気がいいなあとか」、語られているそうな。
    そういえばこの画像なんて、「浪人街」の立ち回りの時の顔だよなーとか、思わず見返しちゃったりして。
    なんか自分の大好きなもの2つがこういった線で思いがけずつながるのは、非常に嬉しいことでした。
    原田芳雄演じるバイオレンスジャック、おお、なんか、ゾクゾクしてこないか?

    で、「浪人街」に出てくる原田芳雄さんのあの鬼気迫る感じが、ジャックナイフを振り回して自分の腕で斬馬刀を受けるジャックと似ているなあと思った次第。

    violencejack2


    マジンガーZ!

    • 2012.09.22 Saturday
    • 07:27
      そんなこんなでマジンガーZ誕生40年だそうだ。

    マジンガーZとかデビルマンとかは、アニメ派のほうが多いと思うが、自分は断然永井豪の原作派だ。
    アニメの方jは調べてみるとものすごい分量で作られており、「マジンガーZ」→「グレートマジンガー」→「UFOロボ グレンダイザー」と続くのだが、もう最後の方はわけわかんない。
    (大体なんで「UFOロボ」なんだ!)
    そういうわけで、自分にとってのマジンガーワールドはやっぱり「マジンガーZ」だ。
    でも、その頃の永井豪氏といえば、「激マン」によると、
    完全に頭は「デビルマン」にシフトしており、「マジンガー」ワールドはなんだかやっつけのような感もあったらしい。

    そんなこんな「マジンガーZ」も最近懐かしく読んだ。

    あしゅら男爵の造形とか、
    ガミアQ3(金髪アンドロイド3人娘)のスプラッタシーンとか、
    お約束の弓さやかのヌードシーンとか、いろいろ涙ちょちょぎれるものはあるが、
    話として素晴らしいのは、リリカルな「ローレライの歌」というものだ。
    これは今読んでも泣ける。
    古典SF「フランケンシュタイン」のフリークの哀しみにも匹敵する。
    この他、少年漫画の枠を容易に飛び越える永井豪氏にしか書けない特筆点はたくさんある。

    ああ、あの頃の永井豪は確かにすごかったなあ!

    でも、実はいまだに「真マジンガーZERO」とか、
    なんと「デビルマンG」ナンてぇのもやってたりするのがすごすぎる!

    いつまでたっても、往時の威力はなくなって、駄作連発気味の豪ちゃんでも、やっぱりこのヒトは自分の人生には切り離しては語れないのである
    『デビルマン』って物語がなかったら、自分の自我の中心ってえものはおそらく今とはぜんぜん違うものになってたと思う。
    実は他にもそんな人はゴロゴロいてエヴァの庵野監督も、デビルマンを否定することは自分の人生を否定することだ、みたいなことを言われたとか・・。
    三つ子の魂はたしかに50過ぎても続いてます^^;

    maginger1

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