今回は透析ではなく趣味の話です。すみません。
自転車を始めてからもう2年近くになります。まだまだ素人の域を出ませんが、今回はそれについて少しだけ書こうと思います。
やはり人間、歳をとるとあせるもので、なにか新しいことを成し遂げたいと思うのはなにも自分だけに限ったことではなく、みなさんにも心当たりがあることではないでしょうか。
(まあ若い人達はそんなに切羽詰まったことは思わないかもしれませんが・・)
この稼業は、ご存知のようにまとまった休みがなく、透析をされている皆さん同様、盆暮れもなしといった有様です。
で、新しいことしたがりの人間なので、いろんなコトに手を出すわけです。
50歳を前に、なにか長続きできるものをと考え、自転車に至りました。
自分が飽きっぽい性格なのは自分が一番承知しているので、最初は電動自転車をズルして買いました。
そうすれば、普段は普通に漕いでも、しんどい坂は電動スイッチオンですいすいだぁ、てな安易な考えです。
いやぁ実は通勤用にと、小型自転車を購入したのですが、出会大橋の坂ですぐに挫折したという過去があったりするのです^^;
エミフルの自転車屋さんで購入したのは、Panasonicの『ハリア』というクロスバイクタイプで、5段変速でした。
うちの臨床工学技師の●●くんの結婚式のあたりに購入しました。(いやぁ彼にも子供できちゃってまさに光陰矢のごとしです。)
その自転車に乗って走っていると、信じられないことに、重信とか、松山観光港とか、三津浜とか、飛行場とか、北条まで行くことができました。
そんなにスピードが出るわけでもありませんが(なんせ車体が重たい)、自分の足で漕いで、そんな遠くの地点まで行って帰ってこれる、というのは、なんだかとっても嬉しいことでした。
おい、お前結構やるじゃないか、と、50前のおっさんは鼻高々でした。
それで寒い冬も、ダウンジャケットとか着て、最初は寒いのですが走ってゆくにつれ、服の下は汗だくで、そのくせ顔は寒風で凍りつきハナミズグシュグシュという状態で、走りまわったりしてたのでした。
H22夏に、電動自転車歴が1年を超えたので、ある日、意を決してロードバイクを購入しました。砥部のこどもの城の裏あたりを走ってる時に決意したのでした。
で、購入したのが、ブリジストンのANCHORというシリーズです。
かっこいいでしょ?
これに乗ってびっくりしました。
自分が今まで乗っていたものは何だったのだろうという感じです。
最近はというと、この暑いさかりの8月14日の日曜日に、北条までえっちらおっちら行って帰ってきました。
走行距離は44.64km、時間2:27:37、平均時速18.1km/hr、最高時速33.7(ひどい時は50kmくらい出てる!)km/hrでした。
行きはよいよい帰りはこわい、で、帰りは結構ヘロヘロでペダル漕いでます。
この炎天下で、ホルダーに付けたペットボトルなんてもうすぐにぬるま湯です。
でも、水のありがたさ、そして日本全国いたるところにある自販機のありがたさがこんなにわかることもありません。
このロードバイクというやつ、地面との接触抵抗を削るために、ものすごく細いタイヤに、すごい高圧で空気を入れます。
当然車体も片手でひょいと持ち上げられるくらい軽い。サドルは硬く、かなり高いポジションに固定しており、足なんてつきません。
長距離乗っているとお尻が割れそうになるので(もう割れてるって!?)、パッド入りの下着を装着してます。
最近、ペダルの駆動力をアップするために、ペダルと靴がスキーの靴みたいにカチンとくっつくシューズを購入しました。
これを装着すると、踏み込むときだけでなく、ペダルが上がるときにも力をいれることができるという魔法の靴です。
でも弱点があります。簡単にペダルから外すことができないので、結構必死で前方とか信号に注意しながら走らなければなりません。ホント必死です!
ああ、言い忘れましたが、時速50kmとか出る時ありますので、ヘルメットは必須です。これないと死にますから。ね。
体の方は・・・いやぁ、飛んじゃったら鎖骨骨折とかは・・止む終えないでしょう(笑)。
自転車乗りに毛づねは禁忌らしいのですが、剃毛するのは死んでも嫌なので、夏場は膝までのコンプレッション・ストッキング履いてます。
いやあ、語りだすと長くなるのでこのへんにしておきますが、
そんなこんなで飽き性の自分がマイペースではありますが、ナントカカントカ続けているロードバイク。
ヒルクライム(三坂を延々と昇るというレースがあった)に命かけるとか、レースに出るとか、ましてやトライアスロンなんて、これっぽっちも考えちゃあいませんが、
重信川の土手沿いをゆらゆらザック担いで走っているライダーがいたら、それは自分かもしれませんので、投石するなり、声かけてやるなりしてやってください。