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    『キャリー』(1976)ブライアン・デ・パルマを観て、闇と光について考える。

    • 2011.03.31 Thursday
    • 16:27
    carrie

     日々に追われているのは皆同じだ。

    そしてもはや日々は同じ顔をしていないことが、図らずしも先日の震災で露呈された。
    安穏とした日々の下にもいくらでも牙は潜んでいるのだ。

    でも我々はそんな日々を、やり過ごしながらも、一日一日は『労働』にしかすぎないとしても、その延長線上に、『人生』を構築せねばならない。

    『午前十時の映画祭』という、往年の名画を映画館で上映する企画がある
    たまたま愛媛新聞を見てるとブライアン・デ・パルマ監督の『キャリー』(1976)だった。
    スクリーンで観たいなぁ・・とぼーっと引き続き眺めていると、4/1までだった。

    で、自宅で観てみようと思い立つ。原作も久々に読むか。なんて。

    たまには追われる日々から逃避するのもいい(と言っても寝る前の数時間のことなんだけど)。

    みんなスティーブン・キングが好きだった時期は少なからずあるだろう。
    『シャイニング』、『スタンド・バイ・ミー』、『クージョ』、『ファイヤー・スターター』、『グリーンマイル』、『ミザリー』、『デッド・ゾーン』、『クリスティーン』、『ペット・セメタリー』・・・
    (半分くらいは映画のほうでしか体験してないけど)
    それと、この『キャリー』、なんと帝王キングの処女作らしい!

    『キャリー』のstory自体はきっと皆さんご存知だから割愛するけど、実に哀しい物語だ。
    救いがない。
    登場人物の誰もが救われない。
    表層的には超能力SFホラーなのかもしれないが、一人の少女が救われかけて、闇の中に自分の居場所を見つけて沈んでいく話だ。
    世界は開かれたかのように見えて、それでもそれらは結局彼女にとってなんの救いにもならなかった。

    『キャリー』と永井豪の名作『デビルマン』のヒロイン美樹ちゃんがオーバーラップした。

    悪魔が人類を絶滅するために出現し、人間と無差別合体を始める。
    となりの人間の顔をした隣人ももしかしたら悪魔かもしれない。
    人間同士による現代の魔女狩りが始まる。
    そして、牧村家の人間は、おんなじ人間に魔女呼ばわりされて、特に、主人公でありデビルマンである不動明の恋人・美樹ちゃんは、
    常軌を逸した暴徒に囲まれ、「本性をあらわせ、魔女め」と、背中に包丁つきつけられる。
    そして犯されて、串刺しにされるのだ。

    人間はどこまで残酷になれるのだろう。

    この世にいるのは実は悪魔ではなくって、どうしようも無い「人間」だったという救いもない事実。

    それが、中学生の自分を長い間支配していた考えだった。
    それくらい自分にとって『デビルマン』の世界観は衝撃的だったのだ。

    そんなことを思い出した。

    でも、人間は闇にもなれるし光にもなれるんだ。今はそう考えている。だから自分次第なんだ、と。

    2:24:05,39.50km,Av16.4,Mx51.0.

    • 2011.03.28 Monday
    • 18:51
     自転車の話の続きである。

    『松下クリニック』の内覧会に出かけて帰ってきて、
    どうしよう折角の日曜だし、やること山のようにあるし、あれもこれもどれも、でも日曜だし、下痢気味だし、気持ち悪いし、でも日曜だし・・・
    の繰り返しで、

    で、いろんな積み散らかった物事どもをほうり投げて、
    重い体をだましだまし自転車にまたがる。13:30。
    いつものコースではなく、今日は国道56号線を南下した。

    病院の前に、本日新しい4車線道路がオープンする。
    松前-徳丸線といって、町道なのになんでそんなでっかい4車線かというと、東レに資材を運ぶ大型トラック用の幹線道路だそうだ。
    土曜はオープニング・セレモニーで、お子さんの患者さんが学校行事でマラソンするというので、Drストップをかけた。
    病院から道路をのぞくと、でっかいのぼりの旗を背中にしょって走ってる男の人がいた。いやぁ世の中いろんな人がいる。

    そこを過ぎて、どんどん下る。
    混んだ道路の脇を自転車はスイスイ。伊予市のIC登り口を過ぎて、右に折れる。
    だってここまで来ちゃったらもう、双海町の海岸とか『夕日の見える丘公園』を目指すしかない。
    伊予市からは一旦峠を超えて、そこから海に向いて降ることになる。
    そのルートは、大学勤務の時なんども八幡浜に通った道なので把握している。
    でも自転車だとねえ、坂は漕いで上がっていかんといかんからねえ・・とまた自分にかけ声をかけながら漕ぐ。もちろん意味のない言葉。

    ヘロヘロになって頂上までたどり着き、休み、水を飲む。
    口の周りはゴワゴワで乾燥しており、また痰がらみの咳が。キティちゃんのティッシュで鼻をかむ。
    アスファルトにへばり、山の上の青い空を感じる。このへばってゼェゼェ言ってる自分、これが自分なんだ。等身大の。


    坂を下るときも、爽快感と、
    その裏側には、帰りにはここを登ってこんといかんのよねえというある種悲壮感が入り交じっている。
    海岸線沿いに海の匂いを感じながら『夕日の見える丘公園』まで4km。
    駐車場はいっぱいで、ハーレーとか、何故か改造したモンキーのnonヤンキー軍団がいる。
    ハーレー乗っかってる妙齢のおねえさんはやはりかっこいい。
    先日新規購入したごっついキーで、柱に前輪を、もうちょっと華奢なキーで後輪をくくって、計器を外して、散歩に。
    実は、このロードバイクを離れて歩くのは初めてだ。
    なんかあったら嫌なので、バイクの前に座ってボーっとするとか、公園でも柱に横たえてその前のベンチに座るとかそんな感じだった

    じゃこカツの売店の前には長蛇の列が。
    さかなやさんの店先では、煮付けとか、うなぎの蒲焼きとか売っていて、となりのベンチで食べられるようにもなっている。
    海は青く、アベックからファミリーからじいさんばあさんから、前述のバイカーまで。
    なぜかあるストーンヘンジ。恋人たちの愛をロックする鍵たち。美しいだろうはずの夕日。人工的に庇護された海岸線はきれいだ(でも絶え間なく清掃してるんだろうけど)。
    でも、何故か自転車野郎はいない。やっぱり彼らはとどまらずに走り続けるのだろうか?
    自分のライディングは駆け抜けるものではなく、自転車を止めて、止めての『歩み』である。

    かっちょいい言葉で言うと、世界に触れにでかけているのだ。

    なにも買わず、なにも食わず、バイクにまたがる。
    案の定帰りの坂は辛かった。自分にしては結構頑張って一番楽なギアでふらふらと登り続けるのだが、後ろから来たバイカーに抜かれてがっかり。
    正確にはがっかりよりがっくし。

    それでも、行きよりも帰りはずっと楽で、
    伊予市の古い町並みをポタリングして、ふらふらして一回自動車とぶつかりそうになり(ぼーっとしてたこっちが全面的に悪い!)、
    新しくできた松前徳丸線を逆から渡って、病院の前に出て、無事帰還。

    家にたどり着いたのは17時近くだった。

    2:24:05,39.50km,Av16.4,Mx51.0.

    で、本日の夕食。

    照り焼きチキンの豆腐アボガドソース。
    チキンの方にも醤油と味醂で味付けしてあり、それに豆腐とアボガドを混ぜて、塩コショウマヨネーズコンソメ顆粒で味付けしたソースをどっぷり付けて食すのである。
    ボリュームたっぷり。
    チキンの下にはレタスが敷いてあり、たまたま見つけたカリフラワーは茹でたのみ。

    切干大根のあえもの。
    切干大根、みょうが、きゅうりの酢の物、ジャコも追加投入してみた。

    このブログ書いてる『JUGEM』からタイムリーなことに、instagram連携での投稿が可能になってた。
    それでドバっとちっこい写真を貼り付けてみる。

    それにしても一日はなんて短いんだろう。

    • 2011.03.28 Monday
    • 18:25
    時はさかのぼって先週の木曜日。 休日。
    重信ポタリング。

    久々の自転車、一ヶ月以上ぶりであろうか。
    風邪が蔓延と天候不良で、ずっと控えていた。
    自転車って雨とか天候に左右されるなんて、なんてprimitiveなスポーツなんだろう!
    先日の飲酒翌日にも喉がガラガラにならなかったので(ちょっとよくなって街で飲むとまた嗄声とか咳とかで再発していた)、とりあえず計画もなく漕ぎ出す。

    長浜というところに、遺跡みたいな跳ね上げ式の開閉橋があり、そいつが、維持のために日曜の昼に一度上がるという。
    そこまで往復しようという計画を立てているのだが、アバウトに計測してみると往復80kmである。
    そんなことを思いつつ、やっぱり脚慣れた重信川沿いに自然と曲がり、重信を目指している。

    道に出ている看板が前々から気になっていた。奥まったところを、こんなところにはないだろうと探して、新鮮卵の丸山農場まで行く。
    平屋の中で白衣の女性が作業中。戸を開けて聞くと、生卵の販売のみとのこと。
    ああ、自転車置いて、食べるぶっかけ卵ご飯、旨いだろうな!
    ふと思いついて、iPhoneで調べてみる。
    Google音声検索で、『重信 たまごかけごはん』でhit!
    名前も『おかけや』で食べログにも載っている(便利なような夢のないよな複雑な世の中です)。
    刑務所の手前を折れて、バラック作りの店にたどり着いたのはたどり着いたのだが、営業は11:30からで、まだその時間までは30分あり、松山に引き返す。
    だって30分なればかなり進んでるもんな。

    2:15:12,39.39km,Av17.4,Mx32.1.

    夕食は、蒸し鶏とキューリのごまだれ。レンジで作るクズ豆腐丼。
    それにしても一日はなんて短いんだろう。

    20110324

    『松下クリニック』開院おめでとうございます。

    • 2011.03.27 Sunday
    • 12:20
     
    『松下クリニック』内覧会にゆく。
    泌尿器科と透析の外来クリニックで、4/1より開院。
    院長の松下仁先生は、確か市民病院にもいたし、今は済生会松山病院勤務だ。
    多分30代で、愛媛大学泌尿器科の後輩になる(一緒に仕事したことはないけど)。

    10時前に到着したら医者としては一番乗りだった。

    でかいビル3階建て。贅沢な作りである。
    街中で透析クリニック34台というスタンスで、1Fは泌尿器科外来オンリー。
    看護師の女の子が案内して説明してくれる。
    診察室と処置室。受付にはレセコン3台。トイレは男女別ではなく、左右で1つずつだった。
    拷問(笑)膀胱鏡の台はなかったので、あるとしたら膀胱ファイバーなんだろう。
    CTはなく、レントゲンとDSA。
    透析室は2Fでコンソール台数はmax34。技師2名。機械室は3F。供給装置はJWSで、コンソールはなんと全台JMSの全自動だった。
    例の生理食塩水がいらず、透析液でプライミングするというものだ。
    うちにはまだ2台しかない、やっぱり新しいものはいいねえ。
    そういうわけで現場にはJMSの相原くんと上司がいて、機械室にはサナスの村上くんもいた。
    透析は月水金2クールで9時からと14時から。火木土は1クール。

    泌尿器科というのは内科ほど乱立しているわけではない。特殊な診療科だ。
    性病とか膀胱炎とかもみるし、腎臓結石もみる。今はやりの前立腺がんにもタッチしている。
    そして慢性腎臓病もみるし、透析もみる。
    透析患者さんをみるということは、専門外ではあれ、そういった患者さんの全身管理のような内科的なこともせんといかんという事でもある。
    これは結構ハードなことだ。

    さて、開業医の話を。

    松山近辺といえば、盟友・荒木先生の開業も2年前くらいで、彼はビルの1Fの開業で、泌尿器外来単独だ。
    松山西病院を引き継いだ俊野先生は1年くらいだろうか。
    彼はハードな入院透析患者を受け入れて、頑張っている。しかし彼のような大規模なのは特殊なパターンだ。
    普通はやっぱり荒木先生のように、外来単独というのが、内科とおんなじで大道パターンだろう。
    泌尿器科だけでは患者数が少ないので、一昔前は、皮膚科・泌尿器科として開業される先生もいたが、今は専門性の時代なのでその形態も減った。
    九州で開業した先生は、美容整形(シミとかほくろの除去とか)のほうが忙しくなっていると聞く。
    そして、透析という分野は、今では泌尿器科からどんどん離れており、
    大学にいる先生も積極的には透析にタッチしていない。
    そんなわけで泌尿器科医で透析をする先生はこれから先減ってゆくと予想される。大掛かりだし、設備投資半端じゃないし。
    慢性腎臓病(CKD)という概念が大々的に打ち立てられ、腎臓病は生命予後を左右するので、慢性腎不全の予防はますます大事になっていくだろう。
    その旗をふるのは腎臓専門医だ。しかし腎臓専門医の数は少ない。
    なので、透析が、今後腎臓専門医の分野になってゆくのだろうか・・というと現実的には難しいだろう。
    まあ、末期腎不全→透析にならないようにするのが医療なんだけど、そればかりいってられない。
    この震災で、まさにかの地の透析患者さんはとんでもないことになっている。
    話がそれた。震災地での透析のことを自分には語る資格はない。
    したり顔での話はやめよう。

    いずれにしても、泌尿器科であり、かつ透析を大々的に松山でやるのは、もしかしたら彼が最後くらいかもしれないな。
    そんなふうに思いながら、しみじみとした気分に帰りのクルマを運転しながら思ったりした。

    自分も開業して13年。
    先のことを考えてるようで考えてないようで、それでもハードルはどんどん高くなる。
    自分だけではなく、職員も40人くらい抱えて、その一応先頭にたってるしな。

    いかんいかん、松下クリニックご開院おめでとうございます、だった。


    facebookとinstagram

    • 2011.03.25 Friday
    • 22:12
     昨日は、『facebook仕事便利帳』を現物で手に入れようと本屋を3件回ったのだがダメ。
    結局amazonに注文。
    なんかほんとに欲しい物ってやっぱりリアル本屋で手に入れたいんだよね。このあたりold generationなのか。
    で、またなんのかんの5-6冊本を購入。

    この震災の最中、日本公演を成し遂げ、会場で自ら募金運動もした覇者『シンディー・ローパー』の新作CD(初回限定版)も品切れ。
    2月にリリースされたばっかりだというのにこの勢い。それもとんとご無沙汰だっシンディ(けなしてるのではない、私もファンです)だけに感慨深い。
    こういう事実から、日本人も捨てたもんじゃないと短絡的に結論してはいけないが、まあ悪い話ではない。
    そのシンディは最終公演を無料Ustream→ニコニコ動画で放映したみたいだし。
    そういや、泉谷もチャリティUstreamしたという話だ。あの親父は一人でどんどん進んでいっちゃういい意味での現代のシーラカンスみたいなヤツだからね!

    このあたりの情報もなんとなく眺めているTwitterのタイムラインに流れてくるんだから大したものだ。
    こんなのってメジャーなメディアでは流れてこん事だし、まさにこういうのを自分にとってのなんか有益な情報っていうんだろうし。

    そんな事っていうのがfacebookを介するとどんどんgetできるんだろうか?
    わからんけど。

    というわけで春分の日くらいから、なんかfacebookいじってます。

    『フェイスブック』 イケダハヤト
    『インスタグラム入門』
    『自転車ぎこぎこ』(以前平松洋子さんが朝日新聞の書評で取り上げていて気になっていた)
    『まさかジープで来るとは』
    『今日からお茶をおいしく楽しむ本』(実用書、お茶ソムリエのヒトが書いている)

    昨日は久々の自転車。
    自転車。本。これから始めようと思うお茶。料理。
    そんなもんで自分の輪郭は成り立っている。それで十分。
    奇跡的に家での禁酒は続いているし。
    まあ夕方時に飲むビールはあれは飲酒にカウントしてないんだが・

    それにしても休みもあっという間だけど、一日何の責任もなく放浪するのはいいもんだ。

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