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    病院の駐車場ができました、ひっそりオープン。

    • 2010.11.30 Tuesday
    • 18:22
    kanban201011

     病院の忘年会が終わった。

    次の日は散々で、トイレとベッドの往復だった。嘔吐はなし、ビチ糞の連打。おしりの粘膜がピリピリだ。
    夕方やっと選挙に行く。愛媛県知事と市長のW選。
    NHKの出口調査に呼び止められる。結果は想像に任せる。
    そんなこんなで急激に冷え込み、昨日の夜の介護審査の帰り道には、「起きたらクルマが凍ってましたよ」と言われる。
    あゝ、急に冬だ。

    何をしたらいいのかわからなくっても一日はあっという間に終わってしまう。
    仕事っていうのはそういうものなのかもしれない。
    龍馬は志半ばにして死んだが、志は低くってもおいらはもうちょっと生き延びそうだ。

    自院の電子カルテ問題は年明けに持ち越しか。
    医者が足りないっていうんなら、もっとサイドを固めるほうが、医学部新設するより手っ取り早いと個人的には思う。
    まあ問題はそんなに単純じゃないんだけど。

    泌尿器科のエコーのプローベが壊滅して1ヶ月。
    いよいよ新しい機械のデモをすることに決める。

    透析室にも透析液を使ったオンライン・プライミング&オンライン自動回収ができるマシンが始動し始める。これは実は開業当初からの自分の夢でもあった。
    重い生食吊って、コストも取れんで、どうしてこの科学技術の進歩を還元できんのか!と、ずっと疑問に思ってきた。
    やっと入口が見えてきたのかな、それともそんな甘いことじゃないのか。

    20年先の透析医療は、いや医療自体はどうなっているのか。

    朝から、納税室と市町村の税務課の方が来られる。
    『特別徴収制度のご案内』だそうで、市町村税+県民税を給料から毎月天引にするという、なんかちょっと雇用者にとっては納得行きかねる制度。
    アポなしできて(営業の人は会ってもらえんでもそれはそれでよしとするのかもしれませんが・・)、これは義務ですから、みたいな態度は、ちょっとね。
    そういうわけで『特別徴収制度』は、自分の中ではスルーとなりました。
    おんなじようなのが、隣に作った駐車場の契約。何でもかんでもいきなり電話してきてわぁわぁいわんと、ちゃんと筋を通して欲しいと思う。
    そのへんの飛び込み営業と何が変わるんだ!
    だってオレ仕事中だもんな。遊んでるわけじゃない。

    そんなこんなで11月も終わります。

    というわけで、いよいよ『半世紀の男』までカウントダウンとなったわけです。
    そりゃそれを真剣に考えてるのは自分だけではありまするが。あゝ。

    太陽光発電もできて、病院の駐車場もいろいろあったけど無事完成しました。ひっそりオープンです。やれやれ。

    いよ狸伝説を訪ねて走る 2010.10.28

    • 2010.11.30 Tuesday
    • 17:42
    iyotanuki1

     『ぬらりひょんの孫』第5巻に、
    四国八十八鬼夜行の本拠地として、松山にある山口霊神が出てくる。
    そこの元総元締め、八百八狸の総領が、犬神刑部狸(いぬがみぎょうぶだぬき)だ。

    マンガの方では、
    なんか洞窟みたいなところに狸の置物がぎっしり置かれており、
    その最後部にでっかいたぬきが控えているという場面だが、
    その狸が隠神刑部狸だ。
    よくある狸の置物同様、腹はポッコリ、金玉(ふぐり)は異様にでっかく、傍らに徳利を抱えている。

    たんたんたぬきのきんたまはぁ♬風にもないのにぶぅらぶら♬
    っていう歌があったけど、あんなにおっきい金玉じゃブラブラどころか動けんよなあ。

    iyotanuki2

    それは山口霊神に置かれた像も同様だった。
    でも、村の集会所みたいにさっぱりしたと
    ころで、石手寺のマントラみたいに仰々しいものではなかった。

    伊予たぬき伝説は以下のようなものだ。

    八百八狸ともよばれる。松山城を乗っ取る計画を企てていたが失敗。
    松山藩方の稲生武太夫によって、八百八匹の子分もろとも洞窟に封じ込められてしまう。
    稲生武太夫は三次市に伝わる『稲生物怪録絵巻』で知られる豪傑。
    山本五郎左衛門という魔王より授かった木槌でもって狸を懲らしめたのだ。その封じ込められた洞窟は、山口霊神という神社となって今でも松山市久谷中組に残されている

    http://page.freett.com/sekihantaki/tanuf/tanuden/shikoku.html

    そうか、たぬきが封じ込められた洞窟=ぬらりひょんに出てきたシーンが、今の山口霊神となって祀られたのか。

    そう考えると、自転車行脚としてはなんか、帰ってきてから書くのもなんだけど、感慨深いものがあるなあ。

    iyotanuki3

    砥部の医療短大の裏くらいからはずっと登りで、徐々に道は狭くなって、それでも路線バスは通るわ、産廃トラックはブインブイン通るわ、
    そして八坂寺を過ぎて、浄瑠璃寺を超えて、坂は勾配を増し、気がつけば山口霊神だった。というわけ。
    思ったほど大きいものではなく、民家を挟んで古いバス停みたいな建物があり、狸の石像が3体。
    それが山口霊神だった。
    いろいろ自分撮りするがどれを見てもただの焦りの浮き出たおっさん顔。
    まあ、そっからの登り道がさらにハードで、
    自転車押して、はぁはぁ言いながら奥久谷公園から桜公民館まで登り、
    そのかわり、帰り道はぶっ飛ばして冷たい風に晒されて帰ってきたのでした。が。

    37.14km,Av17.4,Mx44.6,2:07:46.

    iyotanuki4


    評価:
    コメント:犬神刑部狸(いぬがみぎょうぶだぬき)の里を訪ねる。

    往年の大物作家たちの逆襲?

    • 2010.11.29 Monday
    • 17:55
     永井豪の代表作『デビルマン』をはじめて読んだのは床屋で読む『少年マガジン』でだった。
    同級生の女の子の実家であるその床屋でしか当面は読まなかったけど、当時11歳かそこらのぼくは釘付けになったものだ。
    そこには『タイガーマスク』とかで見たのと全く別世界が広がっていた。
    それからさかのぼって『ハレンチ学園』とか、『魔王ダンテ』とか、『鬼』とか、『あばしり一家』とか手を伸ばして、
    少年チャンピオンに『キューティーハニー』の連載が開始されてからは、毎週小学校の近くの文具屋さんの軒先で立ち読みしたものだった。

    石ノ森章太郎のスマートなSFより、永井豪のデフォルメされた絵はインパクトがあった。
    (『サイボーグ009』とかよりとっつきがよかったというのもあったんだろうけど)
    だからキカイダーとか、ロボット刑事とか、仮面ライダーよりも、断然『デビルマン』だった。

    永井豪は若き漫画界の風雲児だったし、
    『デビルマン』なくしては『ヱヴァンゲリヲン』はなかったとも言われているし、それは間違いないと自分も思っている。

    そのエヴァンゲリヲンの、TVシリーズのあとに封切られた『Death&Rebirth/Air/まごころを君に』もようやくPC画面で見る。
    途中で寝てしまったので翌日にもう一回観る。
    この映画に関しては(TVの最終回に関しても)、否定的な意見と『神』意見とに2分されるが、
    このstoryがいろんな世界や人物や、地球まで巻き込んでいるのに、実はそんなん関係ないんだよ、碇シンジ君のインナースペースに全ては帰結されるんだよおおおおおおん、
    ってことで、監督は舌出して、確信犯的な笑いで逃走する、というのが正しいような気がする。
    いやあだからぼくの好きな葛城ミサトさんはあれでよかったんだろうかとか、アスカかわいそうと言っても仕方ないんだろうな。
    (ちょっとずいぶんがっかりだったとしても)

    そういうわけで、永井豪ちゃんが自分の70年代を回顧しながら種明かしをしてゆき
    なおかつもう一回(とりあえず1巻では)『デビルマン』をトレースするという、
    ファンには垂涎モノの『激マン!』1巻も勢いつけて読む。

    そう、永井豪は、延々と『デビルマン』繰り返したくって、
    (だって『バイオレンス・ジャック』=『不動明(デビルマン)』なんだから全く・・・)
    庵野監督はエヴァ再生してもう一回聴衆に舌出したくって(新劇場版は未見なので間違っていたらごめんなさい)、
    その一方『宇宙戦艦ヤマト』はどんな思惑か実写でキムタクだし、
    松本零士は最後にはすべての作品がつながるんだと、まあ、ある種無責任な発言を西原理恵子さんにしていたし、
    『諸君、必ずお目にかかろう』と狼男にスッゲえかっこいいセリフをしゃべらせていた平井和正は(今生きてるのかどうかも不明だけど)、
    2年前の大長編で、『幻魔大戦』と『ウルフガイ』融合してしまったみたいだし、

    ・・・往年のフォロワーもちょっとこんな中では疲れてしまうな、

    でも追っかけるんだけど。

    評価:
    コメント:デビルマンは誰なのか?もう一回連載やり直す!

    評価:
    コメント:松本零士のボケがおもしろすぎ。浦沢先生、サイバラにかかるとめった糞。

    『きみのためのバラ』~think about wondering

    • 2010.11.26 Friday
    • 19:17
    評価:
    コメント:think about wondering

     最後の2編を読み終える。この短編集は贅沢な作りだ。
    いろんな国にいろんな事情でフォーリナーとしてやってきた主人公達の一瞬を切り取っている。
    一瞬を永遠に昇華させようというのは、小説ならではの贅沢と醍醐味だ。

    A曰く、私はこっちには単身赴任なのですが、もう15年くらいになりますかね、それでも月に一回は帰りますよ、

    B曰く、現役引退後は、これまた現役引退した盲導犬のための施設を作るんで、横浜に家を建てたんです、子供なんかでっかい犬と一緒に寝てますよ、

    C曰く、彼女、今度の自分の転勤に合わせて会社やめてついてきてくれるんです、でもそれはそれでマリッジブルーなんですよ、

    たしかにヒトにはいろんな理由があって、
    どこかに属しながらどこか別のところに属している。
    表面からはなんにもわからない、わかったところでしょうがないよっていうクールネスだってどこかにある。
    でも仕事社会以外でも、言ってみれば、みんないくつもの異空間を共有しながら何食わぬ顔で生活しているのが現代だ。
    でもそれは純粋な意味ではフォーリナーではないけど。

    生活のために軍隊に入り言語も思想もろくに通じない海外に派遣されるヒト、
    赴いたその国で、整地や物資の輸送をするかもしれないが、そのおんなじ手で人を殺すかもしれない。

    そして自分に最も近い距離にいる、疾病やら老いで死出の旅に出てゆくヒト。

    それもちょっとフォーリナーじゃないな。

    大鷲の目で地面を俯瞰して、獲物を見つけて急降下してみたら、その接近世界には意外なドラマがあったと、まあそんなところなのかな、このstoryたちは。
    そしてヒトの数の分だけsoryがある。
    自分は、地面をチューチュー這いずり回って金切り声上げて、大鷲の存在なんてわからないネズミさんにしか過ぎないのかもしれないけど。
    だから時には鷹の目にならんとイカンのよね。
    そして自分が自分でない隙をつかれるというかそんな場所やら空間で、ありったけの時間とか手間をかけてみんとイカンのよね。うーん。

    どんな結婚も大変です。
    だけど国際結婚は特別に大変です。最初の頃は習慣や考えのずれを合わせるのが面白かったんですよ。毎日それを遂行するだけの愛とエネルギーがあった。行き違いがあるたびに説明して互いに笑って、わかれば相手に合わせた。でもそのうちに疲れてくるんです。自分だけが余計な荷物を負って立っているような気がしてくる。まだまだ愛はあると思っているのにそれが目減りしていく。(『ヘルシンキ』より)

    ケイジャン風チキン

    • 2010.11.24 Wednesday
    • 19:07
    評価:
    コメント:今の気分。に沿っているのだ。

     池澤夏樹氏の『きみのためのバラ』を再読している。

    今、なんだか気分的に、『戦争』とか『争い』とかそんなモノに取りつかれており、
    つまりそれはヒトはなぜヒトを殺戮しうるのかということなんだけど、
    そんなことを考え続けている自分にやっぱりちょっと疲れてもおり(寝ても覚めても離れなかったりする)、
    ただ移動しただけのようなTOKYOの空の下で、旅の物語・邂逅と別離に浸ってみようと思い立った・・・ということだったのかもしれない。

    最初の短編『都市生活』(東京)を読んで、急にケイジャン風チキンを作りたくなった。
    飛行機を逃した男が、だれも知らぬ町での画一的なコミニュケーション(まあ吉野家とかマクドとかの接待マニュアルみたいなもののこと)に飢えて、
    ビストロで、見も知らぬ女性の心と一瞬ふれあい、また離れてゆく、というような物語だ。

    いや、決してヌルいラブストーリィなんかじゃない。

    冷えたケイジャンチキンとワインと彼女。

    cajun

    家を探すと案の定、封を切ったアーモンドダイスがあった。あとはどうにかなる。カイエンペパーもずいぶん古びたものだが十分に辛い。
    それでネットでレシピを探してみる。
    アーモンドダイス。タイム。オレガノ。クミン。薄力粉。カイエンペッパー。バター。塩。アレンジでマサラ。
    こいつらを鶏むね肉にまぶして、焼いて、粒マスタードを添える。立ち上るスパイシーな香り。
    付け合せは全然あいそうにないが、いただき物でマツタケご飯を炊く。銀杏と松山あげを追加。うーんこっちもいい香り。

    ケイジャンは、フランスのアカディア植民地に居住していたフランス語系の人々のうち現在のルイジアナ州に移住した人々とその子孫の創りだした料理で、
    基本的に地元で手に入る食材を生かした、素朴でシンプルな庶民の料理である・・そうな(以上Wikipediaより)

    異邦人から発した料理ということで、トラベラーにはうってつけなのかもしれない。
    まあもともと現代社会においては、ヒトは、どこにいっても通りすぎてゆくだけの異邦人なのかもしれないが。

    『レギャンの花嫁』(バリ)
    『連夜』(沖縄)
    『レシタションのはじまり』(ブラジル)
    『ヘルシンキ』(フィンランド)まで読んだ。

    太陽光発電一区切りして、いよいよ駐車場オープンも間近。
    それにしてもこの屋根すごいねえ。

    taiyoukou1

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