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    さすらうもの

    • 2010.02.27 Saturday
    • 17:34
    評価:
    コメント:色即是空

     ときどき思う。

    もう一人の自分がいて、俯瞰してくれたりして、
    次はこれをやったらいいよ、その次はこれ・・という風に教えてくれないか、と。
    それは他人に強制されてる感覚ではなく、自分の中で非常にナチュラルであり、ことはトントンと進んでゆく。
    あー、なるほどね、そういう風にこいつを先にやっといたのはあとでこうくるからだったのね、とか、
    もう一人の自分の素晴らしさに驚愕しながら、うなづいて、そしてすとんと着地するのだ。

    昨日、バンクーバーで金メダルを取った19歳の少女はきっとそんな感じだったのだろう、とか、夢想する。

    自分の中で円環を描いて、そして輪が完璧に閉じる。
    閉ざされていながら、それは開かれているのだ。

    現実は先日も書いたごとく泥沼のようで、あれが終わらない先から、横からまたも余計な事象が降ってきて、
    頼むからオレにひっそりと仕事させてよ、という感じ。

    次には何をしたらいいのか?
    次には何をしたらいいのか?
    次には何をしたらいいのか?
    次には何をしたらいいのか?
    次には何をしたらいいのか?

    明日は、
    井上雄彦が蘇らせて、もはや別の道を歩み始めた『宮本武蔵』に会いに行く。

    『最後のマンガ展』in大阪。
    岡久君、『バカボンド』ありがとね。


    2月ももう少しですね

    • 2010.02.26 Friday
    • 19:44

     クルマの後輪がパンクした。

    でかいボルトが深々と突き刺さっていた。知らずに走っていたため、傷は開いたそうな。
    昨日は休みだったのでディーラーまで見てもらいにいった。そこはなんか別世界だった。おー、BMW。
    働いている方々もなんか違って見えた。しゃきしゃき。うっとり。スマート。いかんいかん、隣の芝生は青い。
    それにしても、中古車も展示車もみんなBMWというのは壮観だな。
    一応ミシュランの廉価版のタイヤを2本とりかえることになる。

    なんか散々な前半だった。
    患者さんが亡くなり、タイヤのパンクも知らず、国税庁の監査が丸二日あり、最後に小銭入れの皮が裂けてパーになった。
    ○○がXXで、夕方になってからいやがらせのように##だったりした。
    成功者の先生方の節税対策をお伺いしたく・・とはどんな新手の押し売りだろう。
    自分をアピールするのは、他人の反応をよくよく考えてからにしてくれよ、どっかのMRさん。
    ボクはあんたの通信簿が見たいわけじゃない。
    パンフレット持ってくるだけならその辺のガキと何が違うって言うんだろう。
    HeyHey,Mr.Bank、オレの時間を買いたいんなら、オレをうなずかせてからにしてくれよ。
    まあ、そう言いながらも酒も飲んだし、休みも少々あった。
    泡盛だってたらふく飲んだ。
    院内での抗コリン剤『ベシケア』高用量使用患者のデータも一応まとめることができた。
    介護保険審査30例の予習もどろどろの頭でやり遂げた。
    うちの犬屋敷のメインテナンスも一回ではあるがしたし(クソとションベンは生のバロメーターだもんな)。
    あの韓国の女の子の『ボンドガール』はまちがいなくかっこよかったし。
    でも、我々が下す評価なんて、ペラペラの新聞と同等でしかないんだけれど。

    多分そんなもんだろう。

    まず言う事なしだ うまい酒を飲んだ
    でもそれと満足とは まるきし訳が違うだけ

    ・・好きで生きていたい(生きてますけど)。

    SION『好きで生きていたい』(最近のCSCバージョン)

    いのちのおわりにみみをすます

    • 2010.02.23 Tuesday
    • 16:37
     診療を何とか終わらせ、ギリギリで出かける。
    2月20日・土曜日、第24回松山市民医学セミナー『いのちのおわりにみみをすます』野の花診療所・徳永進先生の講演。

    ヒトの死に関して、ホスピスと言う言葉があって昨今ではずいぶんポピュラーになった。
    先生の診療所はそのいわゆるホスピス診療所だ。
    だからといって『ホスピス』の正確なニュアンスはいまだよくわからないが、ヒトがヒトである事を全うしながら死ねるということは非常にむづかしいとは思う。
    そこに特化して、診療されているわけだ。

    話によると、先生は、同級生の5歳の女の子が汲み取り便所に落ちて死んで白い箱になったときから死を考えるようになった・・そうだが、
    次から次へと繰り出される『死』の話を聴いていて、ああこのヒトはそうやってずっと『死』というものと人生をかけて向き合ってきたんだなあと、すっと、腑に落ちたのが不思議だった。もしかしたら自分とは相容れぬ類いの講演ではないかという危惧も十分あったのだ。

    自分の死ぬ場所を考えておいてください。
    そう、先生は軽妙にジョークを混ぜながら言われた。

    いずれにしても、元気なうちから自分の死をシミュレーションしイメージし、伝言しておくことは重要だと思う。
    病院で死のうが、自宅で死のうが、そしてついでに言えば死んだ後の自分のいない世界のこともちょっとだけ考えるのもいいかもしれない。

    それにしても、在宅IVHやら胃瘻やら、在宅酸素やら、疼痛緩和のいろんなガジェット・・医学はずいぶん発達した。
    先日も業者のほうから在宅IVH用の小型ポンプの説明会があった。すごいもんだ。それに点数がついてて、一ヶ月の輸液回路の本数は7本までとか定められたりしている。在宅のいろんな小道具は、入院すると持ち出しになったりするのだが、この辺は別のちょっとうっとおしい話になるので今回は割愛。
    これからも命を永らえる手段は数多く開発され、悪性疾患に対する治療もまだまだ進歩してゆくだろう。
    でも、それを受ける側の自分は、なにをどこまで、どうやって欲しいのか、それはいまだに曖昧でありつづける。
    だから、死について考えることがことさら必要なのだ。

    だから、いのちのおわりにときにはみみをすますのだろう。

    生命は、自分のいのちは、実は自分のもののようであってそうではない。
    誰かからこの現世に借りてきて今ここにあるだけのことなんです。
    ディズニーランドのぬいぐるみを被ってるミッキーみたいなもんなんですよね。
    それで死んだら、よっこらしょとそのぬいぐるみを脱いで、返してあげてください。
    自分は、この偉そうに言ってる自分というものは自分の所有物じゃなくって、
    どこかから飛んできて地に下りて根を生やした種で、死んでもそのからだからまた新しい種が撒かれていくんです。

    ちょっと先生の生トークとはちがっちゃったかもしれないが、
    うーん、こうやって書くと、けっこう胡散臭そうな言葉なのに、先生の身体で反芻されて口から出るとき、リ・ボーンしてるんだよな。
    ・・・まったく参りました。

    金子兜太の俳句、谷川俊太郎の詩、加藤登紀子さんの『ほうせんか』・・そしてハモニカ演奏。うーん、すばらしい。
    そして語られたたくさんの個々の死のエピソード、涙がちょちょぎれそうになったが、こんなん個人情報に触れないんかいな?

    その中からひとつのエピソードを。

    ガンで死んだ患者さんの死後の処置が終わり、奥さんが一言。
    主人は最後まで痛みに苦しんでました。
    三途の川を渡るとき痛かったらかわいそうだから、看護婦さん、残ってるボルタレン座薬をいれてやってください。
    ええ、二つありますから、おまけで2個入れときましょう(1個25mgで、25mgはそんなに無茶苦茶強くはない)、と、看護婦さん。
    それを聞いた先生、オイ保険点数はどうなっとんだ、と。
    先生、ご安心ください、
    患者さんに処方した薬剤はもう支払われてますから、病院の持ち出しはありませんのでご安心を。
    その話は後で聞いたんですが、意味のないことにも意味はあるのだ、と私は思いました。
    と、徳永先生。
    うーん。この清濁併せ呑むところが先生の醍醐味だ。鶴瓶師匠みたいだな。
    だったら葬式にも意味があるのかもしれない・・なんてちょっとそれほど厳格でもない唯物論者の自分が傾いてしまったじゃないか。徳永先生。えっ。
    で、話は『ディア・ドクター』につながるのかもしれませんね(まだ観れていませんが・・)。

    リアルワールドの自分も、その日からずっと病院に詰めて、いのちにみみをすませております。

    参考にさせていただきました→http://yaplog.jp/hifoo/archive/1170

    古い話ですが、2009年度の物欲で比較的続いているのは電動アシスト自転車ハリヤだったというお話。

    • 2010.02.17 Wednesday
    • 18:55
    democycle

     『ハリヤ』を手に入れてもう数ヶ月になる。
    ハリヤは正確には電動自転車ではなく、「電動アシスト自転車」だ。
    中国では全く漕がなくっていい自転車があふれているらしいが、それが真の電動自転車で、日本ではそいつは違法である。
    時速15kmまではアシストしてくれ、それ以上では自力になる。またアシスト率が確か2/3だったか。そういったものだ。
    飽き易い自分にしては『自転車』は長続きしている。結構いろんなところにいった。自慢でもなんでもないが実は電動アシスト機能を使うのはほんのわずかである。ほとんどは自分の脚力で推進している。言い訳みたいだけど。車両重量は20kgを超えている。泥除け前後も、カゴも装着した。道のない河原の斜面を押して上がると相当重たいのでビックリした。そしてその『ハリヤ』の傍らをロードバイクがすごい速度で疾走しているのを見て、徐々にではあるが嫉妬のような感情も抱き始めてはいる。周りは、「ロードバイクに乗りましょうよ」とか言う。どうだろう。レースもできないし、毎日のように鍛錬するわけでもないだろう。でも、その未知の世界には触れてみたい様な気もする。じゃあはじめっからロードバイクにすればよかったのにと言われても、誰があんなばくちみたいなマシンにまたがれるっていうんだ、いきなり。アシストで坂上ったら誰かが背中押してくれてる感じなんだぜ。まあこうやって悩んでいるうちが華なのだ。そう自分に言って、電動アシスト自転車『ハリヤ』君にまたがる。のだが。

    実は自転車に関しては何度も挫折歴がある。
    あげれば、カヌーにパラグライダーにと、挫折はきりがないのだが・・。
    MTBを砥部の自転車屋さんで買ったのが、もう20年以上前になる。

    その自転車とカヌーを、車の上に渡したキャリアに積んで、四万十川を下ったこともある。
    あの時のクルマはセリカ1600GTだった。
    クルマで上流に上がり、カヌーを河原に置き、また下って自転車を下流にある上陸地点に置く。
    またクルマで上流の出発地点に戻る。
    そこからカヌーで下って自転車のある地点に上陸する。
    川沿いをMTBで上がり、クルマのところまでゆき、自転車を荷台に乗せてカヌーのところまでまた下りてくるのだ。
    そこでカヌーをピックアップしておんなじようなことを繰り返すのだ。しゃくとりむしだ。

    霧の森高原で山を駆けたこともある。
    山頂から、パラグライダーで飛んでいる人がいて、そちらにびっくりさせられたりもした。
    夜はテント張ったのだが、もう高度が高いせいか寒くって寒くって・・。なに喰ったんだろ、あの時とか。

    一番すごかったのは、三坂峠の上から、裏お遍路道の山道をダウンヒルとして浄瑠璃寺まですごい速度で下ったことか。
    下から昇ってくる白装束の人は何事かというような顔で見ていた。
    だってそれこそ弾丸のように結構見上げた目線の角度から自転車がすっ飛んでくるんだもんな。
    当然途中で投げ出されて落車もした。よくケガせんかったもんだ。
    若く無謀であったのだろう。そして厚顔無知だったのだ。

    松山城の参道みたいなところを押して上がって、降りていたら、MTBはダメだと管理人に言われた。
    彼の視線が外れたところを緩やかなダウンヒルよろしく降りた。犯罪ですね。

    それから十数年、
    自転車の人になろうとして、折りたたみ自転車を買った。
    しかし目の前のちょっとした坂を越えて重信川を渡ることがいやで続かないのだ。
    夜明けにべろんべろんで寝ていて、呼ばれて、その自転車で病院に行ったことがある。
    田んぼに落ちそうになって、ふらふらで病院にたどり着いた。
    仕事を済ませ、もう帰る気力もなく院長室で寝た。だのに仕事の内容は一切覚えていないのが笑える。
    この国道56沿いの一段下の田んぼで落ちてても、きっと誰も発見してくれんだろうな、泥にまみれて死ぬのかな、と、悲惨な気持ちになったことだけを覚えているのだ。

    そしてまた数年。
    まわりの人たちが、クロスバイクやらロードレーサーを手に入れている。
    キヨシローが自転車の人になったのも50歳くらいからだった。
    そして、邪道な中年男は考えた、そうだ!電動自転車にすればいいんだ。
    長続きすれば次にはロードレーサーが待ってるじゃないか、と。

    そして紆余曲折が半年くらいを経て、
    ブリジストン・リアルストリーム
    パナソニック・ハリヤ
    パナソニック・ジェッタ という3択にたどり着く。

    意を決して自転車屋さんに行くと、たまたまパナソニックの試乗会(電動アシスト自転車9台)が開かれるという。
    仕事を終え、(2009年の10月の)結婚式のスピーチを読み直し、万全を期していると、インスリンがないと透析患者さんから電話がかかる。
    しかしである、病院に何でもあると思ったら大違いなのである。
    伊予市の薬局まで電話して電話をかけ、「社長」K島クンに届けてもらう。
    それで、また、「電動自転車、続かんと思っとるやろ、100人中99人がそう思っとるんよ」と、聞かれもしないエクスキューズを言って、
    その足で試乗会にいそいそ出かける。

    おお、目立たないエミフル自転車屋さんに、30度程度の斜面(大袈裟か?)が備え付けられており、
    その下にずらりとパナソニック軍団が勢ぞろい。
    他の自転車には目もくれず、「ハリヤに乗りに来ました」と早速またがる。
    『すごい』
    ホント誰かが背中から押してくれてるのだ。
    球体になった檻の中でバイクに乗って走り続けるサーカスの猿みたいに、
    何度も何度も、坂を上っては降りて、上っては降りて、係りの人としゃべり、また上っては降りてを繰り返すのだった。

    そうやって僕は2009年10月25日、ハリヤを手に入れたのだった。

    Birthdayと Valentine

    • 2010.02.16 Tuesday
    • 13:52
     土曜日の夕方、仕事を一区切り終えてエミフルに。
    外来が終わってから職員の面接をしたのだが、ちょっともりだくさんの業務内容に向こうがフリーズする。あちゃああ。
    若いんだから、自分の周りに壁作らんとやってみたらいいのに、と、思うが、それは単にこちらの理由なのである。どぼん。

    吉田拓郎と重松清さんの対談の載っている文芸雑誌『昴』はどこにもない。
    Twitterにもそんなことが書いてある。おお、これがTwitterの情報を生かすということなのか。とか思うがなんだかね。活用できてません。
    橋本治選手の『橋』も然り。やっぱりこうやって現物を観るまでと思い悩む労力と比較すると、Amazon1クリックの方がよっぽどいいということなのだろう。だって結局買ってしまうのだから。

    週末のエミフルは混んでいる。どうりで松山の中心街がさびれるはずだ。デパートってホントやばそう。
    そんなわけで食品売り場も混み合っている。
    手がやっとあくまで待って、くだんの肉屋のお姉ちゃんに『サーロインの塊頼んでたんです』というと、
    ニコッと笑って、『ああ、はい』と答えてくれる。
    なんかそれだけのことなのにうれしい。
    850gを手に入れる。家の台所の作業台に常温で置いておくのだ。
    肉の中心まで火が通りにくいので、冷蔵庫に入れぬようにと書かれていた。なるほど。

    またまた二日酔いの本日は『肉』を取りに行くのがやっと。
    夕方のメニューは、豚肉塩焼き、ブルーチーズ生クリームソースと野菜の付けあわせを思いつく。
    なんかよくわからんが、これは逸品と書かれている青かびチーズを買い物カゴに。
    saltpork
    夜中に、エヴァンゲリオンTVシリーズ最終回『世界の中心で愛を叫んだもの』を観る。
    これはSFの名作、ハーラン・エリスンの『世界の中心で愛を叫んだ獣』からとられたと、かつて論議され、
    そののちの宇和島とか近郊がロケ地になって一世を風靡した『世界の中心で愛を叫ぶ』の時も然りだった。
    あの終わり方って確かにSHINJIは世界の中心で『愛を叫んだんだ』ろうけど、不完全燃焼の感は否めない。
    この続編もこれから観るわけなのではっきりしたことは言えないが、庵野監督は、新しい劇場版で再び何を問うのだろうか。
    ちょっとわくわく。

    さて、子どもの誕生日『ローストビーフ』である。
    roastbeef1roastbeef2

    一般的にスーパーに置いてある真空パック商品とかはもも肉だが、作り立てで食べるのであれば、サーロインとかもオススメとある。
    『一般的に多いのはももとか肩の肉ですねえ』とコック姿の兄ちゃん。
    『いやあ、牛肉の焼肉のバラを食べるような感じのローストビーフにしたいので、サーロインでお願いします』としったかぶりで。
    『g800円くらいになりますけど、どのくらいで?』
    『そうですね、800gで6400円か、それでお願いします』と清水の舞台から飛び降りる感じで。
    と、頼んでやってきた肉はg576円の850gであった。兄ちゃんちょっと考えてくれたのね。
    それでも十分デリシャスなんだけど、霜降り和牛みたいなお肉では残念ながらありませんでした。
    そうだよな、そんな肉ならg2000円くらいだろうしな。

    和風なので、付け合せは、ワカメとかいわれとにんじん。
    切ってみると中心部はピンクでちゃんとローストビーフしてるよ。酒みりん薄口しょうゆのタレをかけていただく。うーん、旨い。
    やっぱり余ったので、また簡易ステーキにしていただくこととする。
    Happy Birthday!
    roastbeef3

    ローストビーフの傍らで、黙々とチョコレートを作り続ける人がいる。
    誰にあげるのか。自分の誕生日よりも、彼女にはバレンタインなんだろうな。
    roastbeef4


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