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    Answer

    • 2010.01.30 Saturday
    • 17:05
     二日酔い。しんどい。

    突然の問いかけで、驚かしてしまったら、ごめんなさい。
    「不条理」なことって、世の中、いっぱいありますか?また、それを見て、〈正義〉に反してると思ったら、自分が疲れても・・戦いますか?

    とコメントをいただく。

    いや、そりゃやっぱり、世の中、不条理と理不尽だらけでしょう。
    それが妙に許されたりするから、みんなヌルイことなんか考えてしまうんでしょう。
    どうせやるならその道のエキスパートになるつもりでやんないと、頭悪かったり、ヌルいこと考えてたらすぐコロがされるだけですよ。
    それにしてもヌル過ぎるやつが多すぎるぜ、まったく。
    そんなヤツラが『アバター』観て現実世界に帰って来れないなんて泣きやがるんだろうな。ヌル過ぎる。
    ま、最後には頭のいいほうが勝ちってことなんですけど。

    戦いますか、というのも自分の考え次第で、
    正直にこつこついきつづける事が『自分らしい』と思えば、
    廻りがちょっとずるして儲けたって腹も立たない側面もあるでしょうに、
    それが絶対許せない人は、いきりたって、ずるがしこく、狡猾に、でも最後までクレバーに立ち回ってみたらいいんじゃないでしょうか?

    最後は自分の性分に帰結すると思いますよ。
    もし、戦い続けて勝つまで延々とやり続けるのならそれが自分の性分だし
    最後の最後で疲れてやめちゃってももういいやと思ったらそれが自分の性分なんでしょう。
    なんか、気の抜けた解答かもしれませんが、リアルライフでは、そんな風に理屈じゃなくって捉える方がいいんだと思います。
    いや、これは自分が歳をとってるからじゃないと思いますよ。

    キヨシローの歌に、
    オレは一度裏切ったヤツは後でなに言ってきたって(心の底では)絶対ゆるさねーというのがありますが、実は自分もそれ派です(笑)。
    顔で笑っても、握手しても、忘れねーぞこのヤロー、てめえ、です。
    どうせリベンジやるなら、退路を全部断ってから、攻めたてますけどね。
    ま、とりあえずは、笑顔で握手ですね。あくしゅ。いやもう昔のことなんて全然怨んじゃいませんよ、ホント。嫌だなあ、ホントだってばぁ。ほら、笑ってるでしょ。ね。

    具体的な事例をあげないとなんともいえませんが、ね。

    ニールジョーダン監督の『クライングゲーム』に、たしかカエルとさそりの話があったと思います。

    さそりは河を渡れないのでカエルに頼む。
    そんなこと言って君を乗せたら、その尻尾の毒針で僕を刺す気だろう。
    そんなことしたら、河で二人とも溺れてしまうのに、わかっててそんなおろかな行為をするはずないだろう。
    そうだね。
    さて、さそりを乗せたカエルが河の中腹にさしかかった頃、カエルは鋭い痛みを感じます。
    さそり君、どうして僕を刺すんだい。
    カエルとともに溺れながら、さそりはこう言います。
    しかたないよ、これが僕の性分なんだから(It's my nature)。

    いくらぶつぶつ言って、嫌だとか言ったりしても、やってらんねーぜとか言っても、やり続けてる事が『自分』自身なんです。

    そんなこんなでやってます

    • 2010.01.27 Wednesday
    • 18:42
    夜は日赤カンファレンス。
    年末から、CAPDネットワークの話がテルモさんのバックアップで続いているが、
    本日は埼玉医大の中元秀友教授のネットワーク作りの話。
    埼玉医大ではCAPD100名以上で、付近の開業医と連携して診ているそうだ。
    大学の専属CAPDナースは現在2名で、一人当たり50名の患者さんのデータをすべて把握しているという驚異的な事実!
    いつもはこのあと、寿司屋さん集合なのだが、散会となったため、あわててサンドイッチを2つもらってタクシーに乗る。

    さて、タクシーでの会話。

    金かけて美観化したロープウェイ街にたいして市長がアーケ−ドをつけようとして商工会から猛反対を受けた話とか、
    『坂の上ミュージアム』あれってどうなの話とか、
    堀の内の公園にはなんか建てたらいいんだろうけど何建てたら人が集まるのかな話とか、
    ついでに高知の『坂本龍馬』の話とか。
    ふと座席前方を見ると、このタクシーは自転車をつめると書かれている。
    走行距離によって違うが運賃は100-200円。
    この自転車キャリアは社長が特許を取ったらしい。全車トランクに積んでいるとか。
    社長は他にもいろいろ新し物好きで、タクシー会社としては日本で初の電気自動車(EV)営業認可を受けたそうで、
    このかわいらしいクルマの担当は若い女の子のドライバーで、予約のみで市内を2台が運行しているそう。ふうん。
    いやあ、こないだ重信まで自転車で行ったのはいいんですけど、帰りどうしようか途方にくれたんですよね、
    オレ自転車で飲みに来て帰りはこれで帰ろうかな、
    とか話して、名刺をいただく。
    HPに自転車搭載実績とかも掲載されており面白い。
    今、松山では実験的に、自転車専用レーンを一部作っているのだが、
    なるほど、お堀沿いの国道56号線に数十メートルの緑のレーンができていた
    夜だというのに警備の方が2名佇んでおり、
    肝腎の自転車はというと、その横の歩道を走っており、緑レーンには1台も見当たらないじゃないか。
    うーん。

    戸井十月『チェ・ゲバラの遥かな旅』読了。

    そんな夜は、穿刺の難しい患者さんのシャントの夢を見て、まんじりともせず、また一日の仕事がいきなりフルスロットルで始まるのだった。

    評価:
    コメント:戸井さんがゲバラ・ゲバラ言うのがやっとわかりました。

    十条という街でオレは汽車を降りた。

    • 2010.01.26 Tuesday
    • 13:31
    gaudi

     朝日新聞の日曜欄に、作家の筒井康隆さんが、『漂流 本から本へ』という自らの読書体験を綴るエッセイを連載している。
    いよいよ、彼が大阪で、家族SF同人誌『NULL』を作る段にさしかかった。
    この同人誌は『宇宙塵』と並ぶ有名なSFファンジンである。
    きっとハヤカワ書房のSFマガジンより前ではなかろうか。もう少しで作家・筒井康隆の誕生かと思うとワクワクする。

    そこにフィリップ・K・ディック『宇宙の眼』のあらすじが記されている。
    一本のストーリーのあらすじを書くのだから、筒井康隆がどれだけこの作品に驚嘆したかがわかろうかというものだ。
    パラレルワールドの話で、ある事故をきっかけに、主人公がいろんな人の精神世界に巻き込まれる話のようだ。
    1957年の作で、今は創元推理文庫版(こちらは『虚空の眼』)があるようだ。
    光文社の古典文庫とかで新約でも出ないものだろうか?

    ・・・と、それが頭の片隅に残っていたわけでもなかろうに、非常に不可解な夢を見た。

    外来で患者を診終える。
    診察が終わると午後からは回診だ。病棟にゆかねばならない。
    妙にクリーンなホテルのような建物を自分はさまよう。だのに自分の帰属する泌尿器科病棟に行き着けない。
    エレベーターに乗り、階段を登り、降りる。いろんな回廊で忙しそうに働くグリーン服のナースやドクターとすれ違う。
    だが、5Fにあるはずの病棟には見知らぬ人ばかりだ。
    オレはそもそも開業してるはずではなかったのか?
    どうしてまた大学にいるんだろうか?つぶれた?やめた?
    それとも開業してた夢を見てただけ?
    うろうろしていると教授が歩いているのに遭遇する。
    「回診出れなくってすみません、どこが病棟かなぜかわからなかったんですよ」
    「先生、ちゃんと回診に出てたよ、でも、いっつものイヤミはなかったなあ、キレもコクも」そう教授は笑う。
    「先生、これ廊下に忘れとったよ」なんか底の割れたサンダルと、古いA4のファイルを手渡される。
    走り書きでびっしり何かが書かれている。
    自分の字には違いないがずいぶんきたない走り書きだ。よっぽど焦って書いたのだろう。あとでゆっくり読もう。
    「ちょうど、O先生がいるから医局まで連れて行ってもらったら」そういって教授はにやりと笑う。

    電車に乗っている。
    高層ビルのような高度で、モノレール上の軌道を電車は走る。下ははっきり見えない。
    運転手もいない。全て自動運転だ。
    隣に先輩のO先生がいる。妙に若く、表情に乏しく、自分が知っているO先生ではないことだけは確かだ。
    「自分はどこに帰ればいいんですか?」
    「そもそもこの電車でどこまで行くんですか?」
    問いかけに、答えてくれているのに意味は通じない。脳をスルーしてゆく。
    遥か彼方に、巨大な寺院のようなものが見える。雪を冠した山の頂なのに詳細までがはっきりわかる。
    「あれはなんですか?」
    「わからない、でもこの100年くらいずっと建造中なんだ」やっと言葉が通じる。
    「ガウディみたいなものですかね」
    「ガウディ?」

    ここは十条という街だ。
    愛媛?それってどこなのかな?あの海の藻屑と消えた島か?
    電車はシースルーで、光を反射することでかろうじて電車を構成している外郭がわかる。
    だから宙にそのまま浮かんでいるみたいで非常に怖い。
    その一部がすっと開き、O先生はこともなく飛び降りる。
    瞬く間に先生の身体は点になり、奈落に吸い込まれる。
    ああやって一日に何度か死にたくなるんだよ。咳込んだ声で隣のPコートの老人がつぶやく。

    このホームで降りることはなぜか知っている。だのに帰る家はわからない。
    自分が医療を生業としていること意外はなにもわからない。
    しかし、そもそも医療を生業としているということ自体が自分の作り上げた妄想なのかもしれない。
    だから、O先生と自分が認識した男もナニモノなのかはいなくなった今では自信が持てない。
    自分は独身なのか既婚なのか、どこに住んでいるのか、何をしてきたのか、すべてが不明だ。
    これからどうするのか?
    手元にあるA4ファイルだけが頼りだ。だのに降りるホームは知っている。

    ホームで女子高生が待っていた。
    娘?彼女?客引き?
    行きましょう。長澤まさみの顔をした彼女はオレの手を曳く。

    ・・とまあ、どこにもたどり着かないまま、不可解な気分で眼を覚ましたのですが、
    一体どういうことなんでしょう?ホント夢って謎です。

    ネギ鍋にたどり着くまでのあれこれ

    • 2010.01.23 Saturday
    • 15:53
     カラー複合機の入れ替えが終わった。
    今回の機器はキャノン製のものだ。
    これを搬入するまでもなかなか熾烈な業者間の戦いとかしがらみとかがあった。
    そんなわけだが、もういまどきのコピー機はコンピューターである。
    いろんな機能備えていて、HDD搭載はもちろんのこと、書類をPDF化したり、表データをエクセルファイルに変えてしまったりもするし(オプション)、文書管理とかもおちゃのこさいさいである。
    ま、あちらのほうから提案してもらわないと使い方は思いつかないだろうけど。
    導入に当たってえらく担当の方がスムースに動いてくださったので6年たっての入れ替えなのに現場でのトラブルは今のところない。
    これも脳みそストレスのひとつだったのだが、このままいけるといい。

    そのストレスで崩壊しかけの頭で、週間モーニングをめくっていると、『ヴィンランド・サーガ』の広告が載っていた。
    週間少年マガジンで連載されていたが、落ちることが多く、月刊誌に舞台を変えての連載になった作品だ。
    きっとそれでも遅々として進んでいないのかと思っていたら、もう8冊の単行本が出ているそうな。
    『プラネテス』(これまたすごいSF名作!)をゆっくり書いていた人と同一人物とは思えない。
    きっちり仕事されてるんですね、幸村誠先生。
    面白さは絶対保障なので、まとめて読んでみたいものだ。

    併行して、ゲバラの若いときの南米大陸横断の旅を映画化したモーターサイクル・ダイアリーズ』を観始める。
    ゲバラは稀代の記録魔だったらしく、そのおかげで彼の肉声を知ることができるし、
    それをもとにした素晴らしい映像作品をこうやって彼の死後数十年もたってみることができる。
    今の世の中は、武力闘争を持ってしても『革命』できるとは到底思えないが、
    何十年も前でも真摯なゲバラ氏の考えは、頭の芯までストレートに響いてくる。

    身内で当てはまるゲバラ像をふと思い描くと北条病院のM田先生と重なった。
    確かに、ヤツにはカリスマ性はないが、真摯なところと医学に対する探究心は自分の比ではない。
    ずっと相手してくださいね。こんなとき老獪な先輩として振舞う卑怯さが小ざかしいおいらであった。
    negibefore

    鳥取の郷土料理に『ネギ鍋』なるものがあるらしい。
    新聞記事で見て、ググって、ネギのインパクトが一番強そうなものを真似て試作品を作る。
    まあネギと牛肉のみという、手抜きもかねてるのですが。
    ネギの白い部分を3cm長に切りそろえ、鉄鍋に敷く。周囲にすき焼き用の牛肉をこれまた3cmでぐるりと。
    油も敷かず、日本酒80ml、しょうゆ70mlをかけて、蓋をして20分。完成。
    材料は太ネギ2本とすき焼き用牛肉500g。
    これってすき焼きの亜種?いや砂糖入ってないでしょ。砂糖がなくってもネギの甘みが絶妙でしみるのである。
    これを溶き卵につけてネギの甘みを充分に味わう。でりしゃす。
    negiafter

    骨の立つ河原はやっぱり賽の河原かなあ。

    • 2010.01.21 Thursday
    • 16:32
     生活保護の保険監査終了。

    皆さんのおっしゃられるとおり、当院では、生活保護診察券での医療需給患者さんが多いとのことで白羽の矢が立ったということでした。
    何人いれば多いのか・・はナイショ。
    ちなみに生活保護給付額のうち医療給付は半分を占めているとのこと。ほお。
    全国における生活保護比率は人口比13/1000程度であり、愛媛県も同等とのことでした。

    来られたのは、県の生活保護課の方2名・ケースワーカー1名・医師会の先生1名の計4名でした。
    普段あまり考えていない方面の話も聞けて勉強になりました。

    が、、

    しかし、こうやって、医療(診療行為という意味で)というもの以外のことで時間と労力と脳みそを使っていると、
    そうやってひとつひとつクリアしてゆくしか前に進めないと思っていても、
    ひとつが終わるとなにか身体の表面の自分に属する皮膜が無理やり剥ぎ取られたような、
    そんな喪失感もまた同時に味わうのであった。
    そのあとには、寒々しいガラのような荒涼たる精神風景しかない様な気がして、
    オレを構成してる要素って、なんか社会的な表層的な事柄でしかないのか、というような無力感。

    まあ、疲れてるってことなんだろうけど。

    ホラホラ、これが僕の骨だ、
    生きてゐた時の苦労にみちた
    あのけがらはしい肉を破つて、
    しらじらと雨に洗はれ、
    ヌックと出た、骨の尖(さき)。


    と詠われる、中也の詩『骨』に登場する山口県の河原(吉敷川)の・・モノクロの光景みたいな。

    でも、この中也の詩は『諦念』をある種突き抜けているのかもしれないじゃないか・・。

    そう思うと、その境地までがんばってみるかな・・と、自分に言い聞かたりするのだが。
    とんがっていることが骨の矜持なのかもしれない。

    恰度(ちやうど)立札ほどの高さに、
    骨はしらじらととんがつてゐる。



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