>のだめ・・・原作は知らないのですが、ドラマ見ましたよ。アニメも見てます(深夜の)。>アニメをみる限りだと、ドラマの実写は中々良くできていたと思います。
>上野樹里が好演してました。良かったら見てみて!
というまゆクーさんからのコメントをいただいた。
みました。最終回の一話だけですが。
ずっとのだめの世界に触れたいと、どちらのバージョンに関しても思いました。
クラシック好きの方もこのドラマ絶賛するのわかります。だって、夢があるもんなあ。
原作よりアニメやドラマが優っている点は、音楽が流れるというその一点でしょうか。
でもその一点が何にも優るすごさであるんです。音は何者をも凌駕して千秋やのだめや他のキャラを語ってるんですから。
原作不毛と言われて久しい世の中です。
もっとも昨今は、長期にわたって続く『太陽にほえろ』とかそんなドラマが姿を消し(『水戸黄門』とかシチュエーションが変わるのが良しとされないスタイルの時代劇は長期に即しているはずだ)、12回ではじめっからチョンのものばかりになったので、その範囲内で山あり谷あり泣かせてあっという結末に持っていかんといかんのだから脚本家の先生方も大変なんでしょう。やっぱりクドカンとかは凄いんだろうけど。最近終了した『流星の絆』の本も本屋に行ったら大々的平積みだったし、blog仲間のshira-kumoさんが言及していた『風のガーデン』とかも、すっと通り過ぎられないようなドラマなんでしょう。
残念ながらどちらも観ていないので言及はできないのですが・・・。
でもこの2本に関しては、実力のある売れっ子脚本家と当代一の脚本家倉本聰のストーリーだからいわば別格ですが。
骨格のできた漫画を原作に胸を貸していただいて、その中の12回を再構成して遊ぶ。原作の雰囲気もしてもらいつつパラレルワールドに仕立てる。こんなスタンスで行くのがよろしいかのではないかと思います。まあいわば、二次創作みたいなものでしょうか。それを原作との差異ばかりを指摘して目くじら立てるのはどんなものか。TVドラマだけ見る人で、原作知らない人もたくさんいるだろうから、原作ファンとしては微妙な感じだろうけど、ドラマを機会に原作に行きつく人も少なからずいるわけで、そちらの方を喜ぶのがいいように思いますが。(まあ時にはこのヤロー原作を全然理解してないなと腹の立つものがないこともないのがホントのとこで・・・。)
最近見た3本のストーリー(といってもずいぶん昔)もなかなかいい感じだったんだけど。
『働きマン』(菅野美穂目当てで見始めたがこれがいい!)
『のだめカンタービレ』(こちらはアニメと原作から先に入ったせいかアニメにグンパイあがりますが)
『おせん』(ずっと原作読んでたけど、蒼井優は原作とは異なるキャラと考えると、かなりいい。)
音楽はいい、と何度か書いたが、料理も実は結構いい。
楽器は弾けば具体的に音が鳴るのが素晴らしいのと同様に、
料理は作って自分で食べることができるもんなあ。心と身体を癒してくれる。おなかのお肉にはよろしくないけど。
匂い、香り、歯ごたえ、味。ああ。これとおいしいお酒!
その料理をベースとした『おせん』。
言わずと知れた老舗の料亭『一升庵』が舞台であり、当然料理もドラマの主軸であります。
料理と織りなす人間関係がかなでる人情劇に結構涙を頂戴した。
ことことごはん、ダイナミックな土鍋での焼きすき焼き、などあげればきりがない。
見逃した分を補完すべくyoutube探すが、著作権の問題か当然削除されている。
そうなると全部見てみたくなるのが人情だけど、『おせん』に関してはまだ世の中にはレンタルとか販売DVDバージョンもないのであった。
でも世の中捨てる神あれば拾う神あるように、世界のほかのサイトにはちゃんと存在するのであった。
pandraTVとかVeohとかから動画を探し出して、PCの画面で見る。韓国語やら英語の字幕つきである。ホント便利な世の中だ。
さて、ここから転調。
しかしながらドラマのほうは最終回でなんだか様相が変わり、
一升案には多額な借金があり、時代遅れの経営は今後成り立つはずもなく、企業からの買収の提案が・・。
おかしいなあ、これって、原作ドラマをぷつんとはさみで切ってねじって唾を吐き捨てたような感じじゃない。
全き不協和音が響きまくったのだった。
なんかおかしい雲行きと、検索してみると、意外な事実が浮かび上がってきたのだった。
うーん。作者のパブリシティというか権利というものは素人のわれわれが思うよりももっと複雑なもののようだ。
以前、Heatwaveの山口洋氏が徹底的にSONYと戦った。自分の楽曲をいろんなところにアップするのに自分自身の力じゃどうにもならないというのはなんかおかしいんじゃないか。そして、彼は、有志者を募って資金を集め素晴らしいアルバムを作り上げた。彼のサイトに張ってある動画はダウンロード自由・転載大歓迎となっている。
ついでに書くと、写真家、鈴木心のサイトには以下の様に記載されている。
鈴木心の写真サイトです。このサイトの全ての写真はダウンロード・再使用は自由です。著作権が自由な状況下にあっても、画像の使用条件によっては被写体の肖像権の侵害をする可能性は多分にあるという事を十分に理解した上で画像のダウンロード/使用くださる様お願いいたします。