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    ああ青春ってくくれば終わってしまうよな日々。だったのか。

    • 2007.12.31 Monday
    • 12:38
    JUGEMテーマ:健康

    奥田秀朗の『東京物語』は涙腺が緩む。

    あの時代のオレのちょっと先を、花の都(?)東京で奥田先輩は生きてきたのだ。
    ちなみにおいらは1960年生まれ、奥田先輩は1959年生まれだ。

    なんとなくクリスタル(長野県知事だった田中康夫ちゃんだ!)、出たばかりのウォークマン、1980年凶弾に倒れたジョンレノン、『クレイマー・クレイマー』(ダスティン・ホフマン!)(『ダスティンホフマンになれなかったよ』という歌もあったが、あれは『卒業』のほうだったかな)、キャンディーズ後楽園球場での解散コンサート、松田優作のジーパン刑事、『ポパイ』。
    桃井かおり姉さん(『もう頬杖はつかない』なんて映画を予備校生のとき見たもんだ)、
    状況劇場、唐十郎、つかこうへい、野田秀樹、江川の『空白の一日』。
    トッキング・ヘッズ、高橋留美子(やっぱり『うる星やつら』だろうな)。
    コム・デ・ギャルソン、『ゴーズト・バスターズ』(あの周辺でJ・ベルーシも死んだんじゃなかったのか)、ワム、シンディ・ローパー。
    そして1989年『ブラックレイン』を残して膀胱癌で逝った松田優作。バブル。吉田カツ。長谷川和彦=ゴジ。昭和天皇の崩御。ストーンズの東京ドーム(今では珍しくないかもしれないが、ストーンズが日本に来るのはこれが初めてだった)。ベルリンの壁の崩壊。

    そうやって80年代は終わり、おれも医者になった。

    昭和天皇の崩御の夜、人もまばらな夜の街、研修医1年目。みんなの前で歌えといわれて歌った長渕剛の『とんぼ』を今でも忘れない。いい意味でも悪い意味でも。一体全体、幸せのトンボはいったいどこに飛んでいったのか。
    君なら一人でもダイジョウブと助教授に言われ赴任した関連病院の2年目。ひとりで外来を始めるもののクスリの名前もわからず、そうかといってそう忙しいわけでもなく、騙されたことの気づくほど頭脳明晰でもなく、なんだか社会人という名だけが一人歩きし、それから先の暗黒時代を知らぬまま快楽に染まった頃。
    木曜の夜、飛行機に乗ってやってきた見知らぬ大都会。やっとたどり着いた東京ドームで、ダフ屋から買ったストーンズのチケット。ボクが松山から後生大事に手にしていたチケットを、ダフ屋はそんなものはいらないといった。それでも意地で1000円で買い取ってもらう。それくらいが最後の矜持。ドームの1F席で見たミックもキースもやはり豆粒みたいだった。アリーナにいるのはどんなヤツだとしょぼくれた感じでコブシをあげた。おー、しょぼいサティスファクション。おー、ますますしょぼいホンキートンク・ウイメン。高校の友達の住む吉祥寺にまたとぼとぼ向かう。

    ああ、中学校から高校時代、そういえば俺はキャンディーズ好きで、誰がなんといおうとスーちゃんファンだった。あの頃年上のお姉さんはたまらなくまぶしく、僕らはまだ『年下の男の子』でいられたんだ。
    彼女たちは普通の女の子に戻りますと解散し、ミキちゃん以外は今も芸能界で仕事している。いいかキャンディーズの解散はだなぁ、モー娘がころころやめるのとはわけが違うんだぞ、と、オジサンたちは鼻息荒くして思うけど、実際のところはどうなんだろう。そうたいした差なんてないんだろうな。

    そんなこんな。
    ああ青春ってくくれば終わってしまうよな日々。
    ひとつひとりじゃ淋しすぎる
    二人じゃ息さえも詰まる部屋
    みっつ見果てぬ夢に破れ
    酔いつぶれ夜風と踊る街
    ああ青春は燃える陽炎か・・

    by吉田拓郎 というのをなぜか思い出す。

    【追記】昨日ののり庵忘年会の二次会、カラオケで歌おうと探してもらったがこの歌はなく、代わりに見つかったのが吉田拓郎の『青春の詩』でこれはなんちゅうかムツカシイ歌でしたよ、本朗読するみたいな歌なんだもん。僕たちは大人より時間が多い、大人よりたくさんの時間を持っている・・と唄われているが、そう大人のおいらにはもう残された時間はすんごく限られてるんだよ。ああそれでも青春。

    12月30日

    • 2007.12.30 Sunday
    • 17:31
    JUGEMテーマ:健康

    年末ですね。
    他人事みたいに思っていたら、もう年末で、愛媛労災病院での透析医療が実質的に中止されるわけです。
    医局制度の崩壊、新研修医制度による医師確保困難で、産業医大から派遣していた腎臓内科の先生たちが引き上げて透析専門医がいなくなるのが主因のようで、53名の患者は、近隣施設に分散する様子。
    採算性とか人員確保の問題で夜間透析をやめる施設も実際は多いようです。この上夜間加算(夜の透析についてはフィーが算定できる)なくなるとその流れはますます加速しそうです。うちは有床診療所だけど、病棟構えて開業される先生も殆どいなくなってます。その代わりでもないんでしょうが、新規開業の先生で日曜診療される方がずいぶん増えて、患者さんは確かに助かるのだろうけど、スタッフ確保が現実問題大変なようです。誰だって夜はゆっくり眠りたいし、日曜は休日でありたいと思うのが世の常ですよねえ。日曜診療っていうのは営業形態としてはすばらしいと思うけど、なんか、帝国陸軍とか海軍が人間魚雷とか竹やりでアメリカに向かってるようなそんな感じもしませんか。
    開業医儲け過ぎだから痛みわけで、再診料減らすとか、また透析の減算とか言われてますが、もういい加減にしてほしい年の瀬です。
    決して、私はラクして、夜な夜な飲み歩いたり、海外旅行いったりしてるわけではない。市営プールいって、時々そりゃ飲みも乱れもするけど、祝日も盆暮れ正月もなく働いてるのよ。まあそりゃしがない自営業者だから自分のために働いてるのに文句言うなといわれればそれまでだけど。でも人間いつまでも休みなく区切りもなく(こちらの方が要因としては大かも?)働いてると自分のいる位置を見失ってしまうんですよね。慢性疲労症候群。また同じ朝が来て、昨日が消化できないままで再開する、これは勤務医の方も同様に感じておられるのかも。
    とそんな自分のことはどうでもいいけど、救急の実際の受け入れがマンパワー不足のためできない、それで人が死んじゃうっていうのは、けっこうヘビーなことですね。語弊を招く書き方かもしれないけど、実際緊急性のない人が救急車要請したり、空いてるから救急専門でしか受診しないとかいう風潮はなくさないとね。それと社会的入院。公園に置き去りにしたほうもしたほうだけどね。
    みんながよりよく生きて老いて死んでいける社会なんてどう考えても政治家の嘘の公約のような重さしかないように思える今日この頃です。いや、そんなこと言う暇があったら一生懸命働けって、そのとおりだ。そのとおりです。働きます。もう日が暮れた。

    かくして生き、かくして死の扉を叩かん。

    • 2007.12.29 Saturday
    • 16:09
    JUGEMテーマ:健康


    患者さんの死亡記事をお悔やみ欄に見つける。
    ああ、あの人最近姿見ないと思っていたら、と、少しその患者さんの周辺のことが浮かび、一瞬にしてメモリーがあふれ出るように流れてぷつんと終わる。そりゃあ彼に会ったのは総計しても数時間にも満たないだろう。でもその診察という行為の短い時間でのエピソードはオレの意識の傍らにきっちりインプットされており、矢の如く通り過ぎる。
    確かに昨日の新聞なんてだれも読まない。過去の女なんて昨日の新聞みたいに価値なんてありゃしないんだという意味をこめて、ミックジャガーが唄っていた。初期のストーンズ・ナンバーだ。そしてその誰かさんの死亡欄の載ったがさがさの新聞もやがて丸めて捨てられる。捨てられた瞬間、ダストボックスの中で過去にフェイドアウトしてゆく。あるレベルを過ぎるとすっぽり消滅する。脳裏からも抹消される。そんなもんなんだろう。そんなもんじゃねえよと地団太踏んでもそんなもんなんだよ、実際のところ。例えばオレの死もいつかそうやって、右から左へ流れてゆく。ああ、死んじゃったんだ、あの人、なにやってたんだろうね、若い頃はえらそうな口きいてたけど、最後はね、あれじゃね・・とか言われてページをめくられてフェイドアウト。例えば火葬場から煙が上がり、それが大気で冷やされ、雨となって台地を潤すのならそれだけでもう十分ではないか。でも、きっと闘病している人とかその傍らの人たちの間ではもっと生々しい現実があるのだろうけど・・。その生と死にまつわる些細なことを『人生』と呼んでもだれにもバチはあたらんだろうさ。かくして生き、かくして死ぬ。

    昨日も一日、別の"生きてる"患者さんに振り回される。
    その前日から夢の中でシュミレーションしてたのにことごとく裏切られる。
    人はかくのごとく生き、かくして生きてゆくのであろうか。
    生きてくこともハードではある。よね。

    とか、納得してるわけではなく、がむしゃらにプールで泳ぐが、傍らを筋骨隆々のスイマーがホント魚のように水を舞うのを見てると萎えてしまう。

    電脳メモ

    もともと、パワーポイントに動画をそのまま貼り付けようと思い立ち始めてみたのだが。VDownloader 0.6
    http://www.vdownloader.es/
    Youtube動画(flv方式というヤツである)をダウンロードし、AVI,MPEGに変換するソフト
    http://koboy.rental.aiosr.net/soft/VDownloader.html日本語化パッチも一緒に。
    しかし動画の再生形式もいろいろありすぎて意味不明。携帯とかiPodはまた別の様。
    うまく落とせても再生できないものとかあってこれまた不明。
    とりあえず、パワーポイントにひとつ貼り付けてみる。

    昔の画像ファイルはマックではpct.というもので、Winではjpg.だった。
    動画になるとコーデックなるものが異なると再生不能であるらしくうーん。
    WMPとか全然役にたたんじゃないか!

    キャサリン・ゼタ・ジョーンズ

    • 2007.12.24 Monday
    • 18:30
    幸せのレシピ 特別版
    幸せのレシピ 特別版
    雑用をこなしかけているところでもう夜。
    時間はとんでもなく有限だ。

    キャサリン・ゼタ・ジョーンズという人がけっこう気になる。
    映画館へ『幸せのレシピ』を観にいった。そのときは何の先入観もなく、映画も泣いたけどするりと通り抜けていった。でもなんか最近気になる。

    スピルバーグ監督、トム・ハンクスの『ターミナル』に出てきたスッチーのお姉さんだったんだとわかったが、やっぱり彼女を中心に持っていってなかったので印象薄かったなあ。

    今年映画館まで行った映画というと、
    実は『幸せのレシピ』と『ALWAYS』くらいのもんだ。
    どうも自分のテイストとは違うと思いながらついていくのだけれど、根っこはこういうのが好きなのかも。オレ、ちょっとやばそう。


    P.S.
    youtubeでビストロスマップに出ておられるのを拝見しましたが、あんなの見るとやっぱり外人の俳優さんなんだなあ、と、距離感感じてしまいましたが、SMAPのメンバーたちがやたらおだてて持ち上げてましたけど、君たちのその気持ちよくわかる。
    でも、1年くらい前と違ってyoutubeの再生速度上がって画質も上がったような気がするんだけど気のせい?

    JUGEMテーマ:健康


    病院からMerry X'mas

    • 2007.12.24 Monday
    • 18:20
    12/24ここに本文を記入してください。
    JUGEMテーマ:健康

    透析患者さんの心筋シンチのDVD見る。
    心機能低下を非侵襲的に判断できるので、というのが売りである。

    腎臓財団から『腎不全を生きる』送られてくる。
    今回食事のことに関して大幅に紙面がさかれている。この雑誌は実際の患者さんとDrとの対談形式とかがあり、実際的であるのがいい(でもなかなか熟読できないのだけど)。

    透析患者さんのフットケアのDVD見る。
    患者編とスタッフ編の2本。中外の納クンがくれる。
    セルフケアの重要性が説かれているがまったくそのとおり、
    当院でも炭酸泉水による温浴をおこなう予定だけど、その時だけではなく、患者さん自身が毎日足に感心を持ち、足を洗う習慣をつけることが重要なのだろう(わかっちゃいるけど難しいんだこれが・・)。

    透析とは結局血管のメインテナンス(心臓しかり、足の壊疽しかり、血圧しかり←そのための体重管理だ!)の病気なのだと言うことがよくわかる。

    ちなみに日本では毎年透析患者100人中3人がアンプタ(指趾とか指の切断)を受けているというデータだそうな。

    典型的なパターンは、ちょっとした傷や低温やけどがなかなか治らない、黒ずんでゆく、植皮や切断を余儀なくされる、その後感染を生じてまた創傷治癒の遅延が起こる、全身状態が感染により悪化する、そして悪い循環がぐるぐるとまわり始める、というものだ。
    そんな人を何人か見てきた。そのうち2名が死んでいった。彼らの原疾患は糖尿病だった。
    死んでもええんよ、そう半ばぶっきらぼうに言う人はけっこういる。そう簡単に死ねんのやから、よりよく生きてくしかないでしょ、神様があんたを呼んでくれてないんやからね。そんな風にいうけど、確かに病気とか老いはつらい。病気が性格まで規定してしまっているケースだって往々にある。神様がいるかどうかは別として、俺も神様なんぞじゃありえないけど、付き合うことぐらいはできるよ。

    そう、医療スタッフにできることは、あくまで手助けでしかないのだ。クスリやら診療やら透析やらケアやら話術やらいろんな手段やツールを使って患者さんに接する。でも一番大事なのはセルフケアと自助努力だ。治らない病気だって多々ある。いや、それが殆どかもしれない。だったら尚更、患者さん自身の認識や行動に影響される部分は大きいはずだ。それは昔も今も変わらないだろう。いや、むしろ慢性疾患の増加と治療法の進歩がもたらされた現代ではますます重要なんじゃないか。

    てな、メリー・クリスマス。
    12/23午後から旧CTの撤去と、昨日は一日新しいCTの搬入で、今日も調整が続いている。これが今年のビッグ・サンタからのプレゼント。
    で、47歳になりました。

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