スポンサーサイト

  • 2014.04.04 Friday

一定期間更新がないため広告を表示しています

  • 0
    • -
    • -
    • -

    『かもめ食堂』はジャームッシュの映画みたいだった。フィンランドでもどこでもいきてえ!

    • 2007.03.29 Thursday
    • 21:23
    自宅でデジタルWOWOWが観れるようになりました。

    それでいわゆるコピーアットワンスものを取り込んで観てみました。
    デジタルをそのままの画質で落とせないとか色んな制約はあるけど、きれいな画面です。
    人間の魂のブラウン管の解像度はどのくらいなんでしょうか?
    邦画の年といわれていますが、確かに、邦画侮るべからず。です。でした。
    『どろろ』とか『ゲゲゲの鬼太郎』とかが面白ければいうことないのにな!

    嗚呼、森の中できのこ狩りをして、
    無くなったトランクの中から自分の最良の夢のごとく
    失はれたきのこが出てくるのだよ、諸君。

    腐海は浄化作用を持っている。と、ナウシカは悟った。
    ユパの身体はどろどろになったが、それは定めのごとく。滅びる定めは諦念ではなく。
    ナウシカの森と異なっているはずのに、

    ・・・深く繋がった細く高い針葉樹、の彼方から、光が漏れる。

    ちょっと幸せな気持ちになれる映画。
    いつか書いたように、地上から数センチだけ浮かんでるのよね、わたし、そのとき・・みたいな感じかな。

    魂は彷徨し、またこの殻に戻ってくる、けど。

    蒼く澄んだ空、更けない夜、白夜。
    哀しみはフィンランドの大気の中で浄化されるような気さえする。
    それがたとえ、数十分間のフィルムの中の幻だとしても。

    古いプールに身体をよこたえ、
    いい夢を見ようよ。

    食堂の映画なので食べ物がいろいろ登場するのだが、いや、これいいね。
    おにぎり握るシーンよりも、
    やっぱりコーヒーの魔法がしっくりきたけど。小さな奇跡は魔法をやすやすと超えた。

    それで、腹の虫が鳴り、
    かつおのにんにく醤油どんぶりと、トマトのワカメサラダを作ったのだった。


    P.S.
    劇中に小林聡美が口ずさむのが陽水の『白いカーネーション』、
    これマツダセイコか誰かかな、と思った。いい感じ。
    エンディングは懐かしい『クレイジー・ラブ』でした。

    Bad News review

    • 2007.03.21 Wednesday
    • 11:47
    医療が経済的側面と抜き差しならない仲になって久しい。

    愛媛新聞に、
    大洲の喜多医師会病院と内子の内山病院(医師会経営)が、
    赤字と医師不足で合併しなければならんとかいうニュースが載っていた。

    ああ。
    病気腎といい、身近に地雷が埋まりすぎ。まったく困ったもんだ。

    扶桑がくれる『透析フロンティア』という雑誌にも、
    『医療費改定は透析医療にどう影響したか』という特集が組まれている。
    おおむね、医療費が圧迫されて、透析医療はジリ貧になるしかないのかという論調のものである。
    なかには、長時間透析(5hr)をして質を上げれば、経営的マイナスをもある程度は凌駕できる(エポの使用量が減り、生存率などはすべて全国平均を上回るというもの)
    ので、私たちはこれを続けるのだ、という、藤見先生の勇気づけられる小文もある。

    しかし、マスの医療としての予測では、
    2020年の透析患者数は32.3万人まで増加するが、
    医療費は13700億円となり(-2%/年の予測にもとづく)、
    すべての透析医療機関の経営は成り立たないというシミュレーションだそうな。


    夕張の市立病院では、
    市の財政破綻、医師不足で、病院そのものが診療所化するために、透析は廃止、
    33名の維持透析者の方のうち7名が転院したとのこと(『ぜんじんきょう3月号』)。


    寒いだろうな、夕張。通院大変だろうな、北国。

    まったく困るなあ、そりゃ。

    こういった経済的側面だけをつらつら書くとヒンシュクかうのだが、

    ・・・戦後、配給米だけを食べて、闇米には手を出さず、
    餓死した弁護士さんかなんかの話を思い出し、シュンとしてしまう。

    知ってる?

    ここからは感情論。

    ブラックジャック先生にえらそうなこと言って、最後には助けを求めるというパターンがかの漫画にはけっこうあったけど、
    あれって実は手塚先生の魂の叫びだったんだろうか?
    正論みたいなことを人前に限ってえらそうに語って、裏でむちゃくちゃしてたヤツラはたくさんいたし、今でもいる。
    ほーこのヒトえらいんだと、若い頃思っていたのに、実はペテンだったのだという例だ。

    そろそろそういった上っ面だけの精神論で語るぺらぺらな奴らには、頭から酒ぶっかけてもいいんじゃないか?

    オレだけがタチの悪い酔っ払いではないはず。
    いいえそうです。きっぱり言うあなたはオレの過去をよぉく知ってるマイキー?

    でも、ね、頭のどっかに、リスクってものを認識して毎日生きていこうよ。

    天使はいないし、そう簡単に金は手にはいらねぇ。
    愛もね。道端にゃ転がっちゃいねぇ。

    ほうしこ

    • 2007.03.19 Monday
    • 18:53
    つくしのおかず

    また一週間が始まった。

    土曜は『えひめ排泄ケア・中予勉強会』。
    相変わらず、参戦者は熱い。
    オレもなんかせんといかんねとあおられるのですが・・。

    先日のこと。
    たまたま膀胱炎で来たばあちゃんが、袋から何か出してくれる。

    「S本病院の帰りに、どうしてもこんといかんのできたやけど、これ、つんだんよ」
    「なに?
    「ほうしこ」
    「ホウシコ?」
    「土筆(つくし)のことよ」
    「ああ、つくし」
    「センセにはつくしかもしれんけど、一所懸命つんだんよ」
    「いや、そういう意味じゃなくって、ほうしこがね、
    つくしのことだったんだ、いや、あ、ありがとう」
    「はかまもとっとるから」
    「いや、ホントにありがとうございます」

    で、そのつくしに関していろいろ考えるが、
    結局あくを抜く充分な時間も取れないまま、
    ごま油でいためてあえる。
    主食おかずにするために、ささ身・春菊・溶きたまご、
    ちょっと先っぽの苦味が気になったので溶けるチーズを入れて蒸す。

    この料理は『ほうしこ』のオリジナリティを損なってはいなかったか、
    はなはだ疑問だが、ばくばく喰う。
    でも、つくしに関して、佃煮とか甘辛煮以外に何か思いつくか?

    ごちそうさまでした。

    はまちのカルパッチョと菜の花の頃

    • 2007.03.13 Tuesday
    • 18:37
    Carpaccio

    生の牛ヒレ肉の薄切りにマヨネーズとマスタードを混ぜたソースを網の目状にかけたものまたはパルメザンチーズの薄切りとともにオリーブオイルをかけた料理である。
    イタリア料理の一種で、ヴェネツィアのハリーズ・バーという店が考案した。イタリアの画家、ヴィットーレ・カルパッチョの名前を冠している。この料理の肉とソースの配色と彼の作品に赤と白の色遣いが特徴的なものが多いことからの連想に由来している。(『ウィキペディア(Wikipedia)』)


    卒業式の季節だな、
    去り行く人がいて、生まれゆく命がある。
    そしてこの職業には死はつきものだ。

    知り合いのお嬢さんが出産された。
    3098グラムの元気な女の子、とのこと。
    おめでとう。うれしくってちょっと哀しい。遠いヒトになってしまうようで。

    冷凍してあったはまちを一日かけて解凍する。
    はまちのカルパッチョを作るのだ。

    ソースは、
    にんにく・パセリみじん切り、バジル(乾燥)、オリーブオイル、
    しょうゆ、バルサミコ酢、包丁でつぶした黒胡椒粒(これがスパイシー!)、ライムの搾り汁(付け合せアボガドもそれをまぶす)、である。
    ミニトマトとアボガドを添えて、マヨネーズをかける。
    ソース単体はけっこう酸っぱく、ピリッとするのだが、
    はまちとの付けあわせでちょうどいい加減に。
    今回参考にした文献ではあえるというよりソースをかけるスタイルだった。
    マリネするものとか、皿ににんにくを擦り付けるというものもあった。

    思ったよりずいぶんうまかったので、また作ろうと思う。

    居酒屋風創作料理屋とかで出る、カルパッチョは、
    アレは食材の関係か作り置きの関係か、貧弱すぎて、
    その上、薄いせいか少し乾燥しているものもあるし、
    そんなこんなが先入観になってあんまりうまくないね、とか、いままで思っていたのか?
    まあ、魚を、刺身醤油だけではなく、洋風でタタキみたいに喰うというのもたまにはいい。

    昔どこかで食った、ピーナッツ砕いたのとか、刻んだ野菜とか、ソースとか混ぜて食す中華風刺身もうまかったなあ。
    三越の裏のあの店も、そういえばもうなくって、
    銀次郎とかいうでかい居酒屋になっている。
    夜の飲食店の移り変わりは速い。

    人の生死と同じくらい。

    数日前に患者さんを見送ったのだけど、もう遠い昔のことのように思える。

    映画『明日の記憶』で渡辺謙は49歳の若年性アルツハイマー患者を演じる。
    途中、彼がおかしくなってゆく過程は、ジャック・ニコルソンの『シャイニング』を髣髴させた。それがだんだんダウナーになってゆく。
    本当に、生きていれば明日はあるのだろうか?

    ・・いかん、またまたレプリカントな日々に引き戻される。

    畑には菜の花が咲き乱れ、そして空は青い。

    Dr.アジマフの島

    • 2007.03.08 Thursday
    • 18:15
    昼過ぎ。telあり。発作的に受けて往診。
    白衣着てたせいか、工事中のポールどけて通してくれる。
    警察官舎、でかすぎ。
    介護保険。審査書類。予防給付の概念いまひとつわからず。誰かはスポイルされる分、誰かは恩恵を受けるのか。わからん。この3月でしかしながら2年の任期は明けます。
    アクアパレット。750m泳ぐ。
    水の中でもぐるぐる思考はめぐる。
    めぐりめぐって因果応報か。
    コースにアミノ酸飲料を置いている男。場所取りのつもりか。
    市民税の使い方をふと思う。けしからん。
    先日、一人で泳いでいると、
    年配のカップルが入ってきたのはいいけど、
    ヒトの隣で大声で、『もっとお尻浮かして』とか『ダッシュ100m』とかうるせぇ。
    リズム狂うよなあ。
    監視員のオレンジのTシャツの女の子の、白い脚にぎょっとする。
    25M泳いで再び見るとなんでもなかった。
    R56で隣り合わせのクルマから誰かが手を振る。
    疲れ果てて頭は廻っていない。勘違いして発作的に手を振り返す。
    ナニか言っているので窓を開けると、『これから夜の街ですかぁ〜』オマエはピンとはずれの井上陽水か!よくよく考えるとX1カンジャさんじゃないの。
    オマエ、俺にテレテレ手をふっとる場合か。
    なぜか保証人になることについての苦い思い出がフラッシュバックして、苦い唾。
    お金の運営に関しては慎重すぎるくらいでちょうどいいのかも。
    隣の夜逃げした食品会社はどのくらいの坪数だったっけ?
    吾妻ひでおの本、amazonで検索したらやたら出ているではないか。
    本人はケンソンして書いてたけど、明らかに『失踪日記』効果。
    『パラレル教室』『夜の魚』『不条理日記』とか引っ張り出す。
    少女アリスに書いてたヤツとか欲しい。
    オレはウツにはなりそうもない、な。アル中にも。
    マリオも忙しくってウツになるヒマもないだろうな。
    北杜夫先生、壮大な躁が終わって、今は普通の人だそうな。新聞にお嬢さんが書いとった。
    長い長いヘビが、一日かけて部屋をよぎってゆく話。
    ドアーズのジム・モリソンの唄にも大蛇が出てきた。
    顔なじみの人たちの中のストレンジャー。
    顔のない女を抱く。事の後、ゲロを吐いて溶けてしまう。
    妄想と現実と、らもさん、飛ばしすぎ。
    たいがぁたいがぁ、わけありどらごん。
    日が暮れる。また甲殻類が畳の下から這い出してくる。おおぃ。

    PR

    calendar

    S M T W T F S
        123
    45678910
    11121314151617
    18192021222324
    25262728293031
    << March 2007 >>

    ブクログ

    selected entries

    categories

    archives

    recent comment

    recent trackback

    links

    profile

    search this site.

    others

    mobile

    qrcode

    powered

    無料ブログ作成サービス JUGEM