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    追悼スタニスワフ・レム(おれを育ててくれたSFたちに)

    • 2006.03.29 Wednesday
    • 20:05
    My R&R
    My R&R

    『ソラリス』の作者、レムが亡くなったと新聞記事で知る。
    医療事故の裁判やら、談合やら、オウムやらの記事の片隅にそれは載っている。
    きっと明日になれば日常に埋没されて流されてしまうだろう。
    そのくらいあわただしく過ぎてゆく日々におれは今日もいる。

    だから、

    ロバート・ハインライン 『『異星の客』『悪徳なんか怖くない』(I Will Fear No Evil)
    A・C・クラーク 『幼年期の終わり』
    A・ベスター 『虎よ、虎よ』
    レイ・ブラッドベリ 『火星年代記』
    ヴァン・ヴォクト 『宇宙船ビーグル号の冒険』
    エドモンド・ハミルトン 『キャプテン・フューチャー』
    バロウズ 『火星のプリンセス』
    ロバート・ネイサン 『ジェニーの肖像』
    フィリップ・K・ディック 『アンドロイドは電気羊の夢を見るか』
    アイザック・アシモフ 『わたしはロボット』
    ロジャー・ゼラズニィ 『伝導の書に捧げる薔薇』
    J・P・ホーガン 『星を継ぐもの』
    ネビル・シュート 『渚にて』

    それらの、あらかた忘れてしまったSFたちが、わたくしをつくりたもうた。
    チャボの唄う『My R&R』のように、
    それらはわたくしの血となり肉となったのだろうか。
    深く眠るわたくしの無意識の中でそれは脈打っているのだろうか。

    スタニスワフ・レムよ、永遠に。

    ありがとありました

    • 2006.03.25 Saturday
    • 19:00
    父と暮せば 通常版
    父と暮せば 通常版

    去年購入した『父と暮せば』をようやくみる。

    宮沢りえってなんて清楚な感じなのだろう。
    原田芳雄選手はともかく、この二人の存在感だけで成り立っている戯曲のような映画だった。

    黒木和雄監督は、『美しい夏キリシマ』でも淡々と反戦を描いた。
    この『父と暮せば』はもっと直接的で、我々の心の琴線に深く柔らかにしみいってきて、
    日本人なら誰しも持っているものをそっと、優しく、でもこじ開けてゆく。

    アウシュビッツ。9.11。イラン・イラク。そして別名でいう、大東亜戦争。
    そして、広島の空を覆ったキノコ雲と熱い熱量のシャワー。
    戦争はどこにでもある。
    思えばローマの時代からヒトはヒトを殺し、略奪と残虐の限りを尽くしてきた。

    そういえばサルの子殺しの瞬間をとらえた写真が最近新聞に載っていた。

    人間は何でも殺せる。
    他人も自分も、自分の血の繋がった者達も。容赦なく。完膚無きまでに。
    時には種を絶とうと考える輩もいるという徹底ぶりだ。

    果たして、その同じ人間が、血まみれた手で誰かを愛おしく抱きしめることができるのか。

    昔、平井和正の『ウルフガイ』シリーズを読みながら、高校生の僕は思ったものだ。
    無理だ、と。

    でも、血まみれた手で、地まみれた星の上で、共に回り続けていても、
    ぼくらは誰かを愛することができるし、
    誰かを抱きしめることができるのだろう。

    宮沢りえのラストのセリフ、
    「おとったん、ありがとありました」
    そのせりふを彼女が語るまでの限りないディスタンスを、
    そっと時には、
    せめてこのフィルムが映し出されているその闇の中でくらい
    噛みしめよう。


    http://www.pal-ep.com/father/

    筒井康隆「腹立半分日記」読み始める。

    • 2006.03.24 Friday
    • 15:59
    筒井康隆「腹立半分日記」読み始める。

    彼が売れっ子になって、直木賞候補に挙がりながらとれずに、
    「エディプスの恋人」とか書いている頃(1976-78)の日記だ。
    SF界のある種(まだ)黎明期の話で、
    星新一・小松左京・豊田有恒・田中光二・平井和正・河野典生たちとの蜜月期でもあり、
    デビュー前のタモリとか、山下洋輔や坂田明とのジャズセッションも登場する。

    文壇の表現の不自由に愛想が尽き、断筆宣言をしたり、
    いち早くパソコン通信での小説発表をしたり(「朝のガスパール」だっけ)、
    今では、テレビ番組に時々老人役とかで出ているので、若いやつらはフンと思っているかもしれないが、
    筒井康隆の発想とロジックと、それが超越して、ねじれて落ちてゆく様は、やはり天才的なのである。

    今みたいにblogとかのない時代なので、
    活字の媒体で連載していた日記(雑誌「面白半分」)であることと、
    40年前(1976年)であるということを差し引いても、
    十二分にスリリングで、
    自分のリスクをある程度かえりみつつ(わかった上で)ここまで書けるのはさすが筒井、と、うなる。
    具体的にはロータリークラブに入りながらロータリーの悪口かくとかなんだけど、
    オレでいえば医師会の悪口書きまくるとか(そんなことしてるような人がすでにいるような?)、
    でも今じゃ政治家が同僚の揚げ足とったり一人浮いたパフォーマンスして周りがしらーっと得する時代だから、どうなのかな。
    うーわんわん。うなるんじゃなくて吠えてるよ。わんわん。

    おちんちんの医者とかいってる誰かさんが、
    ちっぽけな社会的地位に磔にされて、物事をあいまいにしてこうやって書いているのとはえらい違いなのである。

    おーちんちん(意味不明)。

    How to sex 2

    • 2006.03.21 Tuesday
    • 11:33
    大きなお世話だろう。
    他人のセックスに関しての指南など。

    しかし、時折やってくる、若者のEDに関して、
    挿入に至れないものを、なんとかバイアグラを用いることで挿入までは導けたとしよう。
    そこまでは医療の分野なのかな。

    そのあとの射精に至るまでの道程に関する助言は果たして必要ないんだろうか?
    最近そんなことを時々思う。
    勃起して挿入できるんだから、あとは大丈夫でしょ。
    それでオールライトだと思っていたが、
    これだけ性に関する情報が溢れているからこそ、
    かえって、射精という到達点(男性にとっての)までの道はかすれてしまったんじゃないだろうか。
    霧にかすんで山頂が見えないのだ。

    どの道を行けば自分のオーガスムと、
    相手(セックスパートナー)のそれとがある程度一致するのか、
    それともお互いの満足のみでいいのか(いいのかも)、
    セックスと愛の関係は。

    おー、愛ですか。出ましたね、中年の得意技。愛。

    今時の女の子が男の子とセックスするスタンスも、
    我々中年世代とは異なっているような気がする。
    何がどう違うのかはっきり言えと言われると不明だが、

    愛=セックス、それができない=ED=不毛な世界
    という二極化でもないのだけれど、
    EDを取り巻く背景はけっこう広く大きく、
    愛とかセックスとか、
    名前だけは安売りされそうな、
    放っておけば消費されがちなものに関して、
    若いカップルを前に考える。

    ホームページ・・契約切れで閉鎖

    • 2006.03.18 Saturday
    • 16:08
    もうちょっと猶予期間があるかと思って甘く見ていたが、
    infoseekのホームページが契約切れのため閉鎖されてしまった。

    お客様のiswebベーシックの有効期限(更新日)は 2006年03月17日 です。
    すでに有効期限切れとなっておりますので、サービスを停止しております。

    ということなのである。

    新しいHPを立ち上げようとして、ちょっと努力したがダメで、
    いっそのこと閉鎖しようかとも思ったがそれも弱気でできず、
    結局そのまんま新しいレンタルサーバーに移行しました。

    よろしくお願いします。

    http://ulala.but.jp/

    というシンプルなものだ。

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