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    風邪と村上春樹はなんだかあいそうである。

    • 2005.10.31 Monday
    • 18:50
    「象の消滅」 短篇選集 1980-1991
    「象の消滅」 短篇選集 1980-1991
    村上 春樹

    村上春樹のベスト短編集。

    『眠り』という『生と死』そのものについて言及する作品にぶち当たりフリーズする。
    不条理が恐怖の形でほおりだされている。とても恐い。
    若いときにオリジナルを読んだときには感じられなかった。
    感じる能力がなかったのだろう。
    それは死とか生きることが、なんだか妙なリアルを持ち始めたせいか。
    忘れてしまって今日をむさぼる。

    風邪でしんどい。

     悪夢は確実に現実を反映するのだとしたらこの夢の現実は何だろう?

    • 2005.10.29 Saturday
    • 14:59
    ミッション;ある男のペニスを切断しなくてはならない。

    で、二人はなぜか部屋にいる。二人そろって、白のブリーフのみだ。
    短い足とそれに続くぽっこり出た下腹部が、壁に掛かった大振りの鏡に映し出され、それだけで哀しくなる。
    二人ともきっとそうトシは変わらないのだろう。中年。
    彼をリラックスさせるためか、自分のためか、二人は酔っぱらい、机を叩きながら、なんかアニメの歌を歌う。
    キャプテン・ハーロックとか宇宙戦艦ヤマトとかそんなのかな。

    やがて彼がブリーフをおろし、オレも全裸になる。
    二人全裸で、なんか背後から彼のお尻をすりすりしたりする。
    おおこの触感がたまりませんなあ、とか。(ナニヤッテンダ、ダイジョブ?)

    暗転。

    鈍く銀色に光る手術台の端が、ひかれた緑のシーツの横から見える。
    緑のシーツの間にあいた間隙。
    布鉗子で留められた隙間からペニスのみが露出している。
    男のペニスの半分くらいまで妙な角度に曲がっており、切断端がクローズアップされる。
    電気メスの音。肉の焼ける匂いと立ち上がる煙。血流を遮断しろ。出血が止まらない。心配するな、出血量はたいしたことはない、大もとの血管をクランプするんだ。
    これは環状切除術でもない。パイプカットでもない。あの忌まわしい、陰嚢水腫のopeでもない。シャントトラブルでもない。ましてや腸管穿孔でもない。
    何を怖がっている。お前が恐いと切られる方も恐いのがわからないのか。

    そして、
    いつしか切り取られたベニスは死んだ鯉のように黒ずんでバットに置かれている。
    陰茎の皮膚で作られた皮弁は、新芽のように男の股間からちょこっと突き出ている。

    ああそんな夢がオレを苛み、苛み続けるのか。

    ハロウィンタウンはジェントルランドの夢を見るのか?

    • 2005.10.26 Wednesday
    • 19:37
    ティム・バートンナイトメアー・ビフォア・クリスマス
    ティム・バートンナイトメアー・ビフォア・クリスマス
    ティム・バートン, 永田 ミミ子

    ハロウィンタウンの王、
    その名はジャック・スケリントン

    愛犬ゼロの鼻の頭はカボチャのライトだ。

    なんか違う毎日、
    ハロウィン以外にもっと人々を驚かせる何かが、
    どこかで僕を待ってるはず。

    どこか別の輝ける場所?
    それはどこなんだろう。

    愛をくださいWOWOW 愛をくださいZOO
    愛されたいと願っている
    僕らは真夜中のキッチンで

    そう、
    ジェントルランドは優しい暴風雨のまっただ中だ。

    今夜も。

    介護認定審査委員会

    • 2005.10.26 Wednesday
    • 11:47
    介護保険である。

    医療保険制度に関しても、流動的である。
    多分これからずっと流動的であり続けるのだろう。
    というか世の中、ホントの過渡期に突入してしまった感である。
    何がいい方向なのかはわからないが、残りある財源をきびしくシェアする方に変わることには間違いない。

    高齢者の自己負担増、身体障害者の自立支援、新保険の創設、診療報酬の引き下げ、民間保険での医療、など、
    すべては決定されていない憶測でありながらも、なかなかみんなが納得するような意見は出てきてはいない。

    産めよ増やせよの時代は終わり、
    みんな遠い目をして、終末を眺めている。

    医療を享受する側は増加する。
    生活のための介護というものなしでは生きていけない人たちもどんどん増加している。
    減ることは決してない。
    終末(おわる)まで。

    そういうわけで、介護保険も予防給付に重点を置く方に変わってゆくらしい。

    そもそもひとつの生命というものを医療と福祉でぶった切ることは出来ない。
    それもひとつの事実ではある。
    医者としての自分はやはり医療に重点を置いてみてしまう。
    でも、異食行動とか、認知症行動とか、徘徊とか・・確かに介護の世界だよな、という観点でみてゆくのが介護の認定なのだ(そうだ)。

    介護保険を申請する。
    主治医が意見書を書く。
    調査員が訪問調査をする。
    パソコンソフトによる一次判定が出る。
    介護認定審査会が、合議し、最終判定にかける。
    介護度が決定し、ケアマネージャーと利用者でプランが立てられ、実施される。
    時期が来れば更新。
    区分が変われば(申請期間中に状態がえらく悪くなったりすること)申請。

    そんな流れの、介護認定審査会の仕事を1年間することになった。

    その初回が一昨日だったのだが、ほかの委員の方にご迷惑をおかけしながら、また新しいセッションが始まったのである。

    悩みのたんこぶをまたひとつぶら下げて。

    『コープス・ブライド』byティム・バートン

    • 2005.10.24 Monday
    • 18:39
    ティム・バートンはどうしてああやって、はかなくも美しい映画を作り続けることが出来るのか?
    ・・という、人形アニメの『コープスブライド』である。
    個人的感想では、『チョコレート工場』よりこっちの方が好きになる人は多いんじゃないだろうか?

    それはどうかな。
    主流ピクサー路線とかと、対照的な、ストップモーション・アニメの世界だしなあ。
    『ナイトメアー・ビフォ・クリスマス』と同様の世界が、10年以上の時を経て蘇ったわけでわたしゃあウエルカムですが・・。

    HPには、冥土 in Love・・とのキャッチコピーで、いささか気の弱い主人公のビクターと、死者の花嫁であるエミリーが手をつないで立っている。
    画面はモノクロっぽいブルーなトーンが基調だ。
    『チョコレート工場』では、ウンパルンパが踊って唄って子供たちをあばきたてたが、
    こちらでは、ガイコツたちがダンスし唄い楽器を弾き、素通りのおなかを酒が落ちてゆく。
    誰もいない酒場での、エミリーとビクターのピアノの競演のシーンは美しい。
    生者と生者の愛が、生者と死者の愛が、どちらが重くどちらが軽いのではなく、交錯して、美しく終わってゆく。
    はかなくも美しい死者の花嫁エミリーの声は、監督のパートナーであるヘレン・ボナム・カーターが演じている。
    (といっても我々は日本語吹き替え盤での鑑賞なので関係ないのだが・・)

    バットマン・シリーズで、
    笑いの張り付いたままのジョーカーや、暗い過去を引きずるペンギンたちのはざまで、唯一その存在を肯定されたのはキャット・ウーマンだけではなかったろうか。
    そして、実はもっとも許されなかった存在は主役のバットマンだったのかもしれない。

    それが『ビッグ・フィッシュ』で、夢そのものとなって川に帰っていった父親の物語くらいから、
    ティム・バートン監督は変わったのかもしれない、な。
    途上にいる人を批評するなんておこがましいけど。
    ただの感想だからいいか。

    そういうわけでエミリーのフィギュア欲しい!

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