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    薬剤耐性淋菌にびびる

    • 2009.03.20 Friday
    • 17:08
    最近、抗生剤の効かない淋菌を2例続けて体験した。
    ガイドラインどおり、セフトリアキソンの注射薬単回投与をベースとした。
    しかし、軽快がない。尿沈渣膿だらけである。
    ニューキノロンや経口セフェムをだめもとで使うがペケ。
    最後にいろいろやって一応PCR陰性化まではこぎつけたのだが。

    当事者の男の子に熱弁で経緯と展望を説明するが、
    本人たちはわかるはずもなく、
    「それ、相当やばいんすか」
    「マジどうしたらいいんすか、もし治らん場合は」といわれ、
    「なおすよ、なおす、なんとかして・・」と力なく答える。
    他の用件で来た女の子にも熱弁をふるってしまい、こいつちょっとやばいんじゃないかと思われたかも・・
    というぐらいやばい状況だったのである、泌尿器科医の自分としては。

    淋菌のニューキノロン耐性は日本ではもう半分常識みたいな話になっている。
    その昔、やばいとことに臨む諸先輩がたはお守りのようにクラビットを内服されており、しかしながらそれでことは十分足りていた。
    先代の教授が膿の色と痛みで性病の鑑別をしていてそれもそれでことが足りていた。
    古きよき時代だった。PCRまでしないと、臨牀所見のみでは外れることだってよくあることだ。
    淋菌性咽頭炎やクラミジア咽頭炎にいたってはほぼ無症状だし。
    ペニシリン耐性(第二次世界大戦後はペニシリンをお尻に注射というのが淋病のスタンダード治療だった)およりテトラサイクリン耐性は、欧米に広く分布し、わが国でも増加しているそうな。
    経口セフェム薬剤および一部の注射用セフェム系薬剤耐性のものも出現している。

    今後こういった症例が出現したとき、どう対処してゆけばいいのか?

    そんな時、
    ファイザーからジスロマックSRというでっかいボトル入りのクスリが出るそうな。
    松山出身の女の子のMRさんが紹介してくれる。(なんてタイムリーなクスリ!)
    これは適応菌腫に淋菌が収載されており、投与グラム数は2g、つまりクラミジア適応の1gの倍ということになる。
    単回投与で有効血中濃度を揚げて耐性菌を作らずに治癒に持ってゆくという理屈なんだろう。

    これが当面の切り札となる可能性はあるけど、いたちごっっこだからな、性病は。

    病気を治すことの前に予防が大事なことは重々承知している。
    しかし、性病に罹患してやってきた男の子たちがきっちり治って帰ってくれんとこちらも困るのである。
    HIVの足音もそこまで迫ってきて足踏みみたいな状態が続いて久しいのだが、まったく、どうしたものか。

    JUGEMテーマ:健康

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    • 2014.04.04 Friday
    • 17:08
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      コメント
      淋菌性咽頭炎の件でお伺いします。
      薬が全く効きません。。
      クラビット、サワシリン、オーグメンチン、ロセフィン点滴もしてみましたが、ダメです。
      喉の腫れや耳の痛みもあり、喉の赤みは全く取れないです。
      もうかれこれ2ヶ月近くになるのですが。。
      ジスロマック8錠試してみる価値はあるでしょうか?
      ご指南おねがいします
      • takara
      • 2009/03/29 8:01 AM
      2ヶ月も罹患とのこと、非常にお困りのことと思います。

      ネット上の回答なので不親切だったらごめんなさい。

      まず、咽頭炎は淋菌性のものなのか?他の菌はいないのか?
      扁桃とかに膿瘍(膿でぶよぶよになった部分)とかを形成しているために治りにくくなっていないか?
      とかをご確認ください。

      確かに、淋菌性咽頭炎は、性器のものより薬剤が効きにくいといわれております。

      2008年版のガイドラインでは、

      ロセフィン1g単回投与
      あるいはセフォジジム(ケニセフ、ノイセフ)1.0or2.0g*1-2回、1-3日間と記載されています。

      ですから、後者の方法でいくか、薬剤感受性を確認し、ミノマイシンの投与も考えられる(クラビットはすでに投与されているご様子なので)のがいいかもしれません。

      ジスロマックSRはたしか、4/6発売だったと思いますので、感受性も確認の上、ドクターに相談されてみてください。ジスロマックはガイドラインにはのっていませんが、確かに治療の選択枝のひとつに十分なりうると思います。

      自分の百日咳もまだ完治していないのですが、呼吸器の感染というのは、とにかく、重篤感が強く、気分までめいってしまいますので、早くナントカしたいですね。

      月並みな書き方になりますが、お大事になさってください。
      • ulala
      • 2009/03/29 9:38 AM
      早速のご返答ありがとうございます。

      扁桃側策が腫れているらしいのです。
      一番怖いといわれる、咽後膿瘍はいまのところなさそうですが、肩や胸のところが痛いのが気持ち悪いです。
      先日、菌検、PCRでは淋菌はマイナスでしたが抗生剤を飲みながらの検査だったので、信憑性に欠けるとか。。
      常在菌しか検出できなかったです。

      抗生剤をやめたら、再燃してきて余計ひどくなってるような感じでした。

      ロセフィン点滴もしてみましたが、効果ない感じです。

      主治医も困り果てていると思われます。

      ジスロマックは、現在のものとは内容成分がちがうのでしょうか?わらをもすがる気持ちです。

      本当にブログでこんな相談、申し訳ございません(><)
      • takara
      • 2009/03/29 10:17 AM
      ちょっと詳しいことは分からないのですが、
      成分的には同じものと思います。
      http://physician.pfizer.co.jp/zithromac-sr/
      参考にされてみてください。

      また、従来のPCRよりも咽頭の淋菌検索ではSDAという検査の方がいいようです。でも陰性とのことですからねえ。
      http://www.bdj.co.jp/micro/news/20070601.html

      主治医の先生も十二分に考えてくださっているようですし、これ以上の知恵もないし、やっぱり抗菌剤の種類を変えてみるしか方法なさそうですね。頑張ってください。
      • ulala
      • 2009/03/29 12:53 PM
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