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    「ナイン・ソウルズ」(2003) (ひとり『原田芳雄祭り』その5)

    • 2014.02.11 Tuesday
    • 10:11
    なんだか居ても立ってもいられなくなって、・・・そんな時が年に何回か訪れる。

    ヒトはおれのことを順風満帆のように言ってくださって、それはそれで非常にありがたいことなんだけど、居場所がないというか、なんというべきか、ナニに向かっていっていいのかわからなくなって、かと言っても、焦燥感でもない諦念でもない、そんな時があるのだ。
    こうやって患者さんをみて、医療行為をして、職員の給与のことやら昇給のことを考えたりして、そんなことの積み重ねでまた一年が過ぎてゆく。目の前から去ってゆく人、死んでゆくヒト、その先には将来の自分もかならずいる。自分のやっていることなんてなんか意味があるのか。世の中を変えるようなたぐいのものでも何でもない。それでいいのか、それで十分なんじゃないのか、いやいや・・。

    すみません。また原田芳雄さんにしがみついたりするわけです。

    そんなわけで、久々の「ナイン・ソウルズ」(2003)。
    (そんなトーンで見たので、ホントは「ひとり原田芳雄祭り」なんて盛り上がりにはなってないんだ、正確には・・)

    この映画は、公開されて9年経って、また2012年に再公開されたんだそうだ。

    9人の脱獄囚の一人ひとりの問題が、最後には、9人がひとつのファミリーであるみたいな話になって、最後まで開かれることのなかった(松田優作の息子の:ここで誰しもが、生前原田芳雄氏を兄と慕っていた優作のことを思わざるおえないという必然性があって、その息子である龍平が、奇しくも原田芳雄さん演じる息子殺しの男の対局にいる親殺しの役を演じるという、皮肉のような必然)松田龍平の世界に手が差し伸べられるというお話だ。

    原田芳雄が、脱獄犯のおとっあんとして、9人を結局は束ねていくんだけど、かと言って主役主役した役を張るわけでなく、主役でありながら脇を固めてるっていう、まあなんていうのかな、毒づきながらもいつもの芳雄節(演歌といっていいのかもしれんけど)を聞かせるお話。
    さり気なく娘役で松たか子さんも出てたりする。松たか子さんやっぱり個人的に好きだなあ。伊東美咲さんもストリッパーで、浅川マキの歌をバックに踊ったりして、レトロな感じだしてるしね。

    出口のない世界にいる松田龍平の立てこもったビルの外を、下手くそに青空と白い雲でペインティングされたバンが周回する。運転席で原田芳雄さんがぶっきらぼうに鳴らすクラクションの音が聴こえてくる。原田さん以外の8人はそこには居ない。ビルの一室、足元には自分がレンガで撲殺した弟の死骸が転がり、松田龍平の白いツナギは血で真っ赤に染まっている。クラクションが再び鳴り響く。おれを待ってる人がこの世界のどこかにいたんだ、松田龍平の目に涙が浮かぶ。
    原田さんは再びぶっきらぼうにクラクションを鳴らす。笑ったりしてない、泣いてもいない。

    死んだはずの男たちが、再び邂逅するはずのないはずmの男たちが、富士山の見える小学校の校庭に到着したバンから続々降りてくる。ナイン・ソウルズ。9個の魂。そして映画は途切れるように終わる。9人の魂は、帰結はどうであれ、どこかでつながったんだろう。

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    • 2014.04.04 Friday
    • 10:11
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