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    シャガールの絵から柔らかい光が降り注いでた (2013/12/22atHIROSHOMA)

    • 2013.12.29 Sunday
    • 13:49
    DSCF0390

    宮島から、広島の中心を流れる本川を経て、原爆ドーム前までたどりつくのが「世界遺産航路」だ。
    宮島でこのコースを見つけた我々は、あなごめしを喰ったあと、商店街で焼き牡蠣とついでにクリームコロッケも喰って、この船に乗り込んだ。
     
    海から少し川をさかのぼったあたりで、甲板に出て、ゆりかもめの接待を受ける。
    何でも餌付けしてる人がいるんで人に慣れてるとか。
    船員さんの下さったパン屑を空中に投げ上げると、それまで風のなかで止まったかに見えたゆりかもめたちは、すっと動いて器用に餌をついばむ。


    Untitled

    さて、今回の広島探訪の目的は、広島県立美術館で12月25日まで開催されている「シャガール展」だった。

    シャガールといえば、中学校の教科書とかにも載ってるので、絵を見せられると、みなさんが、ああ、というあの作家である。
    「愛と夢と幻想」と呼ばれる画家である。

    空をとぶ婦人やら、よくみると絵の端っこにはロバの横顔だったり、牛だったり、似たようなモチーフが繰り返し登場し、宗教色も強い。
    全体の色合いが原色をあまりいじっていないようなパステルタッチなので、
    ビギナー向けのようでもあり、
    美術少しでもかじった人は「ああ、シャガールね」って、
    ちょっと卑下したように言いがちなあの作家である。

    でも、彼の大作の前に立つと、
    心が体ごと浄化されていくような浮遊感を覚えるのだ。
    まるで、青い草原に立ったナウシカのように。
     
    今回、パリのオペラ座の天井画(シャガールがこれにとりかかったのはなんと76歳の時だった!)のスケッチから、
    陶器、タピストリー、壁モザイク、と、巨匠の多岐にわたる作品が垣間見れた。
    できれば、シャガールが晩年を過ごした南仏の街サン・ポール・ド・ヴァンスの光の下で、本物のそれらに会いたいものだなあと思う。
    (ニースには「国立マルク・シャガール美術館」があるのだ。)

    DSCF0389
     
    写真は、県立美術館の壁にかけられていた、シャガールの原画に基づいてイヴェット・コキール=ブランスが制作したタピストリー「平和」だそうだ。
    tweetしたら、以下の様な回答をご丁寧に頂いた。
     
    >ロビーのタピスリーはシャガールの作品《平和》です。
    >本展の最後に展示されていた《ニューヨーク国連ビルのステンドグラスのための最終下絵「平和」》から2枚のタピスリーが生まれ、そのうちの1点が展示されています。
     
    覚書のために書いておくが、
     
    自分が最初にシャガールを特別な存在として意識したのは、
    岡山の百貨店「天満屋」で開催された、一連の「ダフニスとクロエ」というリトグラフ展だったんだと思う。
    高校生ぐらいの自分はなんかを感じ取ったんだろうね。
    天満屋ついでに思い出したので書いとくけど、その百貨店で小学校の時に観た「アウシュビッツ展」も衝撃的だった。
    人体の脂から石鹸を作るために作られた中央に向かって傾斜した床とか(そこでユダヤ人は焼かれたという)、ユダヤ人の髪の毛で作られた縄とか、
    信じられないものを目の当たりにして、
    それが小学校高学年の永井豪の「デビルマン」との出会いで加速されて、幼少期の自分の中に消えることなく穿たれてペシミスティックな感情の一端となっていったんだと思う。
    だから、今は結構能天気である自分の中に、時に、絶望的な思いが渦巻くのと同様、
    実はロシア系ユダヤ人であり、世界を最後まで放浪したシャガールのあのにこやかな笑顔の裏にも、
    そのペシミズムは最期の時まで穿たれていたんじゃないか・・などと勝手に思うのでした。
     
      Untitled

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    • 2014.04.04 Friday
    • 13:49
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      コメント
      偶然ですが、12月上旬に、その船乗りましたよ。
      ボートの一番前の座席には、地図があって、
      乗り場にはなんか果物老いたような店がありました。
      シャガール展には、気がつきませんでしたが、
      宮島には行きました。
      広島の新天地も飲みに行きましたよ。ulalaさんも
      いたのですか。おしい、広島県。
      • はじめまして
      • 2013/12/30 9:30 AM
      しかし、あのボートの甲板によく立ちましたね・・
      救命具もつけてないのですが・・
      私は救命具、めっちゃ確認しましたよ。
      • はじめまして
      • 2013/12/30 9:34 AM
      はじめましてさん、載ったの、そりゃ自分も知りませんでしたけど、宮島から対岸にわたって広島まで行くのって結構大変そうでしたもんねー。それに比べたら船にのるだけですもんねー。

      いや、船の中から対岸ですれ違う船見てたら、みんな甲板にでてるんですよ、それで乗務員さんのアナウンスあってから、誰も応答ないので、でてもいいですかといって、ハッチ開けてもらったんですよね。そしたらかもめの餌付けでしょ!後ろの甲板でナニ起こってたかわからない中の人、ちょっと残念でしたね、まあ寒かったけどね。

      そうですか、広島いかれましたか。

      愛媛からやっぱり高速艇が出ててそれでも宇品港まで2時間なんですよ。土曜の診療が終わって16時出発でした。いつもせわしい旅です。
      • ulala
      • 2013/12/31 4:43 PM
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