スポンサーサイト

  • 2014.04.04 Friday

一定期間更新がないため広告を表示しています

  • 0
    • -
    • -
    • -

    キャプテン・バナナをあの世から呼ぼう!(「PARTY7」(2000)ひとり『原田芳雄祭り』 その4)

    • 2013.11.15 Friday
    • 12:53
    captainbanana

    キャプテン・バナナをあの世から呼ぼう!

    のぞき部屋で、黒の革のコスチュームにフルフェイス・バナナ・マスクの怪人、それがキャプテン・バナナだ。

    原田芳雄さん演ずるキャプテン・バナナと、浅野忠臣演ずる覗きの性癖の抜けない青年とが、
    意味があるよで全くないよな会話でエンドレスに絡み続ける、名作(迷作?)「PARTY7」!
    監督はあの石井克人さん(「茶の味」や「鮫肌男と桃尻女」や「スマグラー」)だ。

    芳雄さん、楽しんでるね~。
    それが伝わってくるだけでいい映画、これはね。

    「だからね、武智くん、おれはこののぞき道一筋でもう45年はやってきとるんだよ、キミみたいなひよっこにだね、うん、とやかく言われる筋合いはないんだよ」
    ドンと机をたたき、少し出来た手袋のシワを引っ張ってなおす。
    「キャプテン、手がなんか震えてますけど、気のせいですかね、それとちょっと細かすぎる仕草でしたね、今の」
    「きみぃ、これはね、これはだねぇ」
    もう片方の手で、小刻みに震えてるもう片方の手首を押さえる。
    「これはねぇいわば持病なんだよ、きみぃ、いや持病というよりは、私はだねぇ(声裏返る)」
    「・・・・・・」
    「キミはホントの健康たるもんがどんなもんかわかっとらんから、病気についても不完全燃焼なんだよ、いつだって、わかるか、わしの言っとることが!」
    「はあ、それはなんとなく・・」
    気まずい空気が流れる。お互いなんとなくうなだれる。
    「そもそもだよぉ、私がこのコスチュームのキャプテン・バナナになったのはだね・・」
    キャプテンが虚空を見ながら誰にでもなく語り始める。
    その芳雄さんのセリフのリズムに酔いしれながら、おれはいつの間にか、すべてがどうでもよくなっていることに気づく。

    でもね、そんなこたぁどうでもいいから少しはこのシャバに帰ってきてくださいよ、芳雄さん。
    ちらっとでいいんで。
    おれだって、この世界ってやつだって、もういっぱいいっぱいなんですから。
     

    スポンサーサイト

    • 2014.04.04 Friday
    • 12:53
    • 0
      • -
      • -
      • -
      コメント
      コメントする








          
      この記事のトラックバックURL
      トラックバック

      PR

      calendar

      S M T W T F S
         1234
      567891011
      12131415161718
      19202122232425
      262728293031 
      << March 2017 >>

      ブクログ

      selected entries

      categories

      archives

      recent comment

      recent trackback

      links

      profile

      search this site.

      others

      mobile

      qrcode

      powered

      無料ブログ作成サービス JUGEM