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    きみのためのバラを

    • 2013.10.08 Tuesday
    • 15:07
    20130926.jpg ふと池澤夏樹さんの小説を読み返したくなって。

    「きみのためのバラ」という短篇集だ。

    村上龍の「空港にて」という何故か心に絡みついてはなれない小品集があって、
    その短篇集は、心に棘を指してそこからは実は血が流れたまんまなのに気づいているのにわざと気づかないふりをしている僕達・・というようなたぐいのものもあるが、池澤さんのそれらは、最後はいつも優しい。
    世界のあちこちの場所で、いろんな邂逅があって、それは一瞬で永遠ではないんだけど、ね、実はその一瞬っていうのがね、というようなお話たちで構成されている。
    世界のあちこち、バリや、ギリシャや、パリや、沖縄や、東京や、世界の各地で実際に暮らして小説を書いてきた池澤さんのバックボーンから自然発生的に湧いてきた部分も多々あると思う。
    (そういうふうに作家が見せているところが、またプロフェッショナルの技なんですけど!)

    この四国から動けない自分、
    有床診療所を構えているので出張とかが多いわけでもなく(学会だって遠方に行くのは年に1-2回だ)、
    そしてそんな「動けないでいる」人が実際は多いんだけど、ヒトは、旅に時として憧れる生き物なのである。
    他人がいつもまばゆく見えるとでも申しましょうか・・

    池澤さんの小品は、世界の片隅でのさりげない瞬間をオーバーな抑揚を付けずに描き、それが十二分にドラマたりえているので、
    初回読んだ時はぼーっとしてると「ふ〜ん」で終わるのだが、何度も噛み締めていると、
    ああそうなんだよなあ、人生というのは実はそういった瞬間からしか構成されてないのかもしれないよなー、
    その瞬間を重ねて自分のものにしていくしかないんだよなあ・・とか思わされるのであった。

    自分は先日東京への一泊に泊のたびに出かけたばかりだ。
    そうやって、短い旅ではあるものの、飛行機に乗って長距離をちょっと移動しただけの身には、あの羽田空港の通路を荷物を転がして歩いたあの場の空気とともに
    今、池澤さんのこの小説を読んでいると、なんていうのかな、その空気の裏に横たわってる何かが立ち上ってきたりするのだった

    そういったひとつひとつの触感というものを、大切に育んで生きてゆかねばならない歳になってきたということも加味されているし。

    さて、9月26日の話だ。

    その日も忙しく、
    仕事を終えて、なんとか組み立てたメニューの食材を買い求め、ケーキもなんとか調達し、夕方の18時からようやく調理を開始した。
    しかし、いかんせん時間切れで、前半部分を作って、食べてもらってから、後半のメインの揚げ物類は作ることになった。
    その間に余興でsax。吹いたのはもちろん「Happy Birthday」!

    menuは

    ・レタスのミモザサラダ
    (うまい事漉せなかったので、ミモザみたいに綺麗にならんかったけど、手でじっくり和えたサラダは格別だとわかります)

    ・ペペロンチーノ・そばゲッティ
    日本そば・みょうが・豚ミンチ・ひじき・にんじん・にんにく・唐辛子・香菜

    ・揚げピータンのねぎソース

    ・柚子胡椒のポテサラ
    (今回はにんじんと卵ときゅうりとベーコンチップが入ってます)

    ・2 minutes 牛カツwith生わさび

    (1分ずつで肉をひっくり返して揚げるので、中がまだ赤い感じが残るわけです。
    2分以上は中まで火が通り過ぎてしまうのでご法度!なるほどなるほど!
    肉の種類は、霜降りサーロインみたいなものより、脂の少ないももとかの方がいいとか。
    こってりステーキより、むしろ歳とってくるとこの味わいのほうがいいかも・・生わさびと生しょうゆでいただきます)

    ・ソルシェのcake(エミフルの1Fでラウンドケーキを見つけて買った、生クリームとフルーツたっぷりのケーキ。)

    & some wine

    見も知らぬ誰かと出会い、一緒に暮らす。
    家族という形態ができ、月日は流れる。家族はできるものではなく、確かに作っていくものだろう。そんな簡単なことになかなか気づけずに何十年も過ぎた。
    懺悔も後悔ももちろんある。でもそれ以上のものだってある。
    自分にできることなんてほんのちっぽけなことだ。でもなんて言うんだろう、忘れ得ぬ一瞬もいつの間にか色あせてしまうことはわかっている、だけど、積み上げていくことは、積み上げていこうとする意思はやっぱり忘れたらいけないことなんだろうと思う。思うだけではいけませんなんだけど。ははは。きみのためのバラを。

    コメント:読めば読むほど深まる秋のメランコリーにピッタリかも。

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    • 2014.04.04 Friday
    • 15:07
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      コメント
      すてきな誕生日プレゼントですね。
      おいしいものとすてきな曲とそして素敵な言葉・・・奥様お幸せ♪

      それにしてもお忙しいのによくこれだけのお料理作られますね、いつもながら脱帽!
      • まゆクー
      • 2013/10/09 3:47 AM
      ありがとうございます。
      なんか、自分のための薔薇なんじゃないんとか言われそうですが、いえ、決してそんなことはないんですよ。
      なにごとにせよ、かけた時間と手間と気持ちにしか比例しないんだよ、と、いっつも反省猿モードなんですよ。
      • ulala
      • 2013/10/09 7:52 PM
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