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    透析液Ca3.0→2.75の論文を読む。

    • 2012.10.08 Monday
    • 11:50
    iPTH

     当院でも、2012年1月から、透析液Ca濃度を、3.0mEqから2.75mEqに変更した。

    その結果、iPTHの値は有意に上昇した。
    中央値131.75pg/mlから142.05pg/ml(p>0.05).
    その概要について学会で報告した。

    しかしiPTHの変化はいわば許容範囲内であり(ガイドラインではiPTH80-240とされている)、
    高Ca群の人は正常範囲まで下げることができたので、
    今まで高Caのため躊躇されていたVitDの治療を、より積極的に行うことができるだろう、という結論にした。
    ちなみに当院での対象患者は72名で、観察期間は3ヶ月である。

    今回、名古屋日赤での同様の研究が、「日本透析医学界会誌」に掲載されていた(2012年9月号;pp873-880)。
    「透析液カルシウム濃度3.0mEq/Lから2.75mEq/Lへの変更は血清PTH濃度に影響しない」というものだ。

    こちらは観察期間6Mで、やはり維持血液透析を継続した患者99例中、入院を要した症例やVDRA・シナカルセト塩酸塩・Ca含有P吸着剤の処方変更を行った症例を除く63例を対象としている。
    透析液Ca濃度を3.0mEq/Lから2.75mEq/Lへ切り替えることにより、血清補正Ca濃度は変更後2週から有意に低下したが、血清P濃度・iPTH濃度・iPTHの変化率ならびにALPには有意な変化を認めなかった、と結論されている。

    この論文では、iCaも測定されており、
    ベースラインの血清iCa濃度が1.20mmol/L前後が血清Caに影響を与える分岐点かもしれない、
    (実際は血清Ca上昇が30例、下降が30例ずつであった)と、考察には述べられている。

    いずれにしても、ランタンやセベラマー等のCa非含有P吸着剤が出て、さらにシナカルセトのようなCa・P・iPTHのいずれをも下げるような薬剤も登場した昨今、
    このCaバランスのいい2.75meq透析液も、CKD/MBD治療の新しいベースとなるものだと思っている。

    透析液Ca2.75mEqに変更して1ヶ月 その(2) 2012.02.20 Monday
    http://ulalaulala.jugem.jp/?eid=1296

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