九州新幹線全線開通にまつわる「少年たち」のロード・ムービーだ。
あとで気づいたのだが、是枝監督(「空気人形」)の作品だったりする。
拙ブログでも触れてた。
脇を固める、大塚寧々とかオダギリジョー、樹木希林さんもいるじゃない。
橋爪功さんの同僚役で、我らが原田芳雄さんも出ている。
(まあそれで観たのだけれど・・)
これはホント、原田芳雄さん、脇を固めたという出演なのだが、今となっては芳雄さんのあの声を聴いて歩いている後ろ姿を見られるだけでなんか感無量になってしまったのだった。
それにしても、大塚寧々さんも夏川結衣さんも・・いやあ歳を重ねられましたねえ・・。
子供らを歓待して、新幹線が見えるトンネルまで連れてってくれる、ひとのいい老夫婦のご婦人の方を、りりぃが演じてたけど、あの人は全くいい歳のとり方してました。
案の定、新幹線がすれ違ったくらいでは『奇跡』は起きない。
日常は連綿として続いていくことだろう。
でも、そこに「意思」というベクトルが加わったことで、何かが変わるのかもしれない。
もちろん変わりっこない可能性のほうが高いだろうけれど。
「奇跡」とは、変えようとする・変わろうとする「意思」そのもののことなんだから。