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    原田芳雄さんのliveLPとか写真集とかゆく春とか・・

    • 2012.04.13 Friday
    • 18:31
    評価:
    コメント:生きてるうちが花なんだぜ!

     原田芳雄さんのライブアルバムがある。
    2枚組LPでもちろんCD化されていない。
    奇しくも原田芳雄さんは2月29日生まれだ。だから文字通り言うと4年に1歳しか歳をとらないそうだ。
    それで芳雄さんの17th*4の『バースデイライブ』が開かれて、その2008年の時の様子が写真集となってリリースされた。
    没後、唯一のエッセイ集『B級パラダイス』も復刊されたが、これはあくまで復刊だから例外だ。
    この写真集は最近(晩年とか言うと失礼だな)の芳雄さんを切り取った貴重なものだ。
    そのあとがきに意味深なことが書かれていた。

    なぜ自分が再び音楽にのめり込んでいったのかについて、ちょっと意識朦朧の芳雄さんが走り書きしたメモみたいな文章。
    それにはこんなふうに書かれている。

    僕自身は中砂という人間に過剰な憧れを
    単に破滅寸前まで批評も無く突っ込んで
    いっただけ迷い人同然でした。四十にして。
    そこでしばらくは映画から遠いところにいって遊び暮らしてみようと思いました。

    (2011年6月、病床にて。やや混濁した状態の中で)

    鈴木清順の『ツィゴイネルワイゼン』は全く難解な映画だった。
    でも京都で大学浪人してる自分にとってのフェイバリットな映画だった(そんな事ばっかしてるから2浪するんですけど・・)。
    名画座に、清順監督と、大楠道代さんと原田芳雄さんが舞台挨拶に来られるというので観にいった。
    ボサボサの長髪でまさに原田芳雄そのものだったけど、なんか誰とも視線をあわさずシャイに喋られていたのが印象的だった。

    その映画で原田芳雄さんが扮したのが、まさに中砂という男だったのだ。

    この写真集を手にいれて、どんなシチュエーションで聴くのがふさわしいだろうかといろいろ考えた。
    そして、家の棚で眠っているカセットテープのことを思い出したのだ。
    1982年10月7・8・9日の渋谷パルコ・part3でのライブ音源を収めたLP2枚組。
    バックは、元キャロルのリード・ギタリスト内海利勝とダウン・タウン・ブギウギ・バンドの初代ギタリストだった蜂谷吉泰らから成るサッキングルージュだ。

    カセットデッキにセットして、PLAYボタンを押す。
    しょっぱなから『B級パラダイス』だ。
    歌詞変えて、今夜は飲むぜぇ〜♫と歌ってる。それだけでかっこいい。

    それで重い腰を上げて、カセット音源をデジタル化してCDRにしようと思いたつ。
    まあそんなこんなでかなり奮闘した。

    ソフトは『デジ造 匠』、付属ソフトはDIGIONSOUND5。
    それにしてもなんでこんなにめんどくさいの!

    haradalive02

    Side. A
    01. B級パラダイス
    02. 横浜ホンキートンク・ブルース
    03. センチメンタル・ボクサー
    04. 10$の天使

    Side. B
    01. ジンハウス・ブルース
    02. Get Out Of My Life Woman
    03. 山猫スト
    04. ブルースで死にな

    Side. C
    01. Going Down
    02. マッカーサーのサングラス
    03. Every Night Woman
    04. When A Man Loves A Woman

    Side. D
    01. ショートピースとハイボール
    02. レイジー・レディー・ブルース
    03. I Saw Blues 〜 Ending

    haradalive01

    寝る前に、
    つれづれなるまゝに、日くらし、硯(スズリ)にむかひて、心に移りゆくよしなし事(ゴト)を、そこはかとなく書きつくれば、 
    ・・じゃないけど、なんとなくiPadの画面を指でなぞっていると、若い日の原田芳雄さんの絵が出現していた。
    分かる人にはわかるだろうけど、長髪・黒のサングラス・バンダナ巻いてブルース唄ってた汗くさい頃だ。
    まあ原田芳雄さんの一般的イメージはマッチョだから、年中汗臭いといえばそうなのだけれど。

    ■写真集のreview

    原田芳雄さんのBirhday liveを切り取った写真集が、没後上梓された。
    写真集の中で、芳雄さんが唄って踊って、あの野太くってそれでいてシャイで繊細な声で、ジョーク言ってるのが聞こえてきそうな、そんな本だ。
    いい本だ。作った人の愛に満ちている。

    それで思い立って、自宅で、カセットテープから『原田芳雄LIVE』(1982)(原盤は2枚組のLPでCD化されていない)をデジタルに変換して聴いている。
    その中で、たとえば、
    『春は嫌だねしんと寒いよ、誰かいるなら電話をくれよ・・』(『ブルースで死にな』)と芳雄さんは歌っている。

    昨日は午前中は土砂降りの雨だった。
    その大雨で、あんなにも咲き誇っていた桜は一瞬にして散ったという話だ。

    本の最後に、原田家の桜の写真が写っている。
    桜の横にはニットキャップをかぶった芳雄さんが座っている。
    今年、その桜の横にはもう芳雄さんはいないんだと思った。それがリアル。

    いろんなことがあってそれは過去になってゆく。でも過去に埋没させてはいけないこともたくさんある。

    桜の花は来年も花を咲かせるだろう。芳雄さんがいなくっても、自分がこの世から消え去っても。

    原田さんの音源がいろいろ復刻されて、例えばこの写真集を見ながら、バーボン傍らにして音楽聴いて、それらを肴に桜を愛でることができたら至福だと・・思わないかい?

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    • 2014.04.04 Friday
    • 18:31
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      コメント
      熱い語りですね〜。思いが天国の原田さんにも届きそう。
      • まゆクー
      • 2012/04/14 12:34 AM
      なんか最近言葉に出来ないっていうか、貯めたものが形にならないまま散逸するケース結構多いんですよ。それはどうしてかって言うと熟さないまま、次のことに意識が移ったり、忙しくなってそれどころじゃなくなったり、まあそんなものなら形にせんでええでしょうがっていうことなのかもしれませんが。
      だから自己満足かもしれませんが、こうやって、原田芳雄さんの写真集手に取る時の思いがこうやって文章に残せることは自分にとってもとっても大切なことなんですよ。
      全ては過ぎ去ってしまう。それでいいんだけど。そうしたくない自分もいて。

      だからコメントありがとうございます。うれしいです。
      • ulala
      • 2012/04/14 7:32 AM
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